5月25日、ミツカンホールディングス(HD)は創業家である中埜和英会長の長女・裕子氏が同社初となる女性社長になることを発表。併せて次女の聖子氏が副社長に就任することも発表されたが、この人事に対してネット上では《会社の私物化か?》など批判の声が相次いだのだった。
「ミツカンHDは2014年に創業家以外の社長が就任していましたが16年に退任。それから5年間、社長の席は空席となっていましたが、裕子氏と聖子氏がそれぞれ専務から昇格することになりました。なお、就任会見で和英会長は、長女の裕子社長ではなく、次女の聖子副社長にグループオーナーを引き継がせる方針であることも明らかにしています」(経済誌ライター)
これネット上では、《初の女性社長って創業家の娘じゃないか。どこかの家具屋と同じことにならなければいいが》《ここの創業家はエゲツない問題を抱えてるから、この人事も素直には祝福できないわ》《長女の社長ではなく、次女の副社長にオーナーを引き継がせるっていうのは、つまりそういうことなんだろうな…》など裕子氏や聖子氏の就任に否定的な意見が多く見られた。
「ミツカンは『週刊文春』(19年6月6日号)にて『酸っぱいお家騒動』という見出しで、次女の聖子氏と結婚し中埜家に婿入りした大輔氏が、会長夫妻に叱責され孫が生まれるや用済みとなり捨てられたと告発した記事が掲載されています。
さらに大輔氏はブログで『(ミツカンを)私物化し僕と息子の引離しを策謀した中埜和英会長と(妻の)中埜美和副会長に対して抗議を致しました』などと報告している。大輔氏の主張がどこまで正しいかは分かりませんが、現在もゴタゴタが続いていることは間違いなく、また次女をオーナーに据えるというのは大輔氏と聖子氏の間に生まれた男児を社長にするための布石のようにも思えてしまいますよね」(ITジャーナリスト)
お家騒動が会社や商品のイメージ悪化に繋がらなければいいが…。
参照元:https://dailynewsonline.jp/