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佐藤健「原点」だった『仮面ライダー電王』が「NHK国民投票」を経て二冠達成!人気の理由と「10年の空白」の感動

佐藤健
佐藤健

 11月6日にNHKBSプレミアムにて、『発表!全仮面ライダー大投票』が放送された。「作品「、「仮面ライダー(キャラクター)」、「音楽」の3部門で行われたランキング企画だったが、佐藤健(32)の初主演ドラマとしても知られる『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)が「作品」と「仮面ライダー」の二冠を達成。さらに音楽部門では主題歌であるAAAの『Climax Jump』が5位になったほか、3曲がランクインを果たした。

『電王』は、当時17歳で最年少主演となった佐藤演じる不幸な青年「野上良太郎」が、未来から来た怪人「モモタロス」ら個性豊かな怪人「イマジン」と一緒に、時の運行を守る物語。

 仲間イマジンは良太郎に憑依して戦うため、素の良太郎に加えて粗暴なオラオラ系、ナルシストな詐欺師、涙もろい人情派、無邪気すぎて怖いダンス好きなどなど、佐藤が多くの役を演じ分けたことでも有名。後の活躍ぶりを予感させるような才能を感じさせる名演技だった。

 

「今回の『大投票』に出演した中川翔子(36)も“天才だな”と佐藤を評したほか、“イマジン”の声の担当が、敵味方問わず人気声優だったことなどについて言及していました。

 ちなみに、明るいギャグやコミカルな演技などが好評ですが、実際は“人の記憶こそ時間”をテーマにしたSF作品でもあり、本筋はかなりシリアスです」(特撮ライター・トシ氏=以下同)

「『電王』は「俺、参上!」「最初からクライマックスだぜ!」というキャッチーな決めセリフや、イマジンのコミカルさなどから大ヒットを記録。

 そのあまりの人気ぶりで、テレビ本編終了後も後日談や特別編など新作が制作される機会も多く、昨年8月にも映画『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』が公開。

 いわゆる“オールライダー大集合”的な作品への登場率も非常に高かったのだが、生身の佐藤健は08年映画『さらば電王』で卒業し、18年の『平成ジェネレーションズFOREVER』でおよそ10年ぶりに復活した。これが事前告知なしの完全サプライズ出演で、観た人は驚愕と感動に打ちのめされたのは記憶に新しい。

 佐藤は「『仮面ライダー電王』は僕にとってほぼゼロから全てを教えていただいた僕の原点」と、のちにコメントしている。

■佐藤が再出演しなかった本当の理由

「17年に東京バルト9で行われた10周年イベントは、佐藤には打診すらなかったそうですが、2号ライダー・ゼロノス役だった中村優一(34)が電話した結果、生電話出演したこともあります。“声を大にして言いたいのは、(イベントに)呼んでよ。知らなくてさ。一週間くらい前にニュースで知りましたから”と、当時佐藤は嘆いていました。

 しかし、実は佐藤は売れっ子になったから呼ばれなかったわけではなかったんです」

 ネットではこれまで「売れっ子になり過ぎてオファーがかけられなくなった」「佐藤や事務所がNGを出している」という説もあったが、19年1月に行われたLINE LIVEで佐藤は、『平ジェネFOREVER』出演の裏側を明かした。

佐藤は『電王』を手掛け、現在は東映株式会社取締役に出世した白倉伸一郎プロデューサーから直々に「長~い手紙」を貰ったという。

 そして、

「これまでも下の者(東映スタッフ)が佐藤さんに出演してもらうようオファーしてみようとしたけど僕が止めてきた。せっかく佐藤さんにスケジュールいただけるなら、もっと良い機会を探るべき」

 と、これまでは東映側が意図的にオファーを止めていたことを明らかにしたのだ。

「そして、“平成の終わり”や“仮面ライダーは虚構の存在なのか?”がテーマの『平ジェネFOREVER』で満を持して、オファーを出し、佐藤も快諾したといいます。佐藤としては、ファンの“出てくれてありがとう!”という声は嬉しい反面、“むしろ出してくれてありがとうだから”とピンと来てなかったそうですけどね(笑)。いずれ、『電王』単独作品での復活に期待したいところです」

 そんな佐藤だが、今年10月公開の映画『護られなかった者たちへ』では、これまでの佐藤のイメージを覆す迫真の「怒りの叫び」や、飢えた姿を見せ、役者として新境地を見出した。

 さらに、来年10月クールに『半沢直樹』などで知られるTBSの『日曜劇場』枠で放送予定のドラマ『大地の子』の主演に佐藤が内定したと、6月27日に『週刊女性PRIME』は報じている。

 今回の『電王』二冠が、改めて俳優・佐藤健の評価にプラスになったことは、間違いないだろうーー。

 

参照元https://dailynewsonline.jp/