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小栗旬、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』主役・北条義時の息抜きは町中華で

小栗旬
小栗旬

第95回「ラーメン・ジャンボ餃子 -天神 tenjin-」

 アイドルだって飯を食う。もうすっかり年の瀬で、来年のことを言えば鬼が笑うとも言っていられなくなった。大河ドラマの主役も吉沢亮渋沢栄一から小栗旬北条義時に交代となる。22年1月9日から放送の第61作は『鎌倉殿の13人』だ。脚本は三度目の三谷幸喜が務め、ヒロインは新垣結衣が演じる。

 父は著名オペラの舞台監督、母もクラッシックバレエの教師、兄も元俳優で演出家と、芸能一家に育った旬。バラエティ番組に出る度、小栗は出身地についても言及している。

 ところが、昨年11月7日に放送されたニッポン放送さまぁ~ず三村マサカズ小島瑠璃子の「みむこじラジオ!」』で、三村はこんな話をした。

「ちょっと前にテレビ見てたら、小栗旬小平市出身だっていうことをしゃべってたのね。『ある番組でさまぁ~ずさんに、小平市は東京の田舎だってイジられてましたけど』って言ってたの」

 そこですかさずTwitterで「小栗旬!ゴメンな!小平市東京の田舎って言っちゃって!モヤさまだな。人生最高レストラン観てて。」と詫びると、もともと連絡先を交換していた小栗からメールで「大丈夫です」とすぐ返事が来たという。

 「良い感じで会話もちょっと続いて。テレビを通じて会話してるような。いい男なんだよね」と三村も小栗の漢気を手放しの褒めよう。三村は23区内といっても墨田区の出身だから、そもそも目くそ鼻くそに近い難癖だが……。

 それはさておき、その昨年10月24日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)は実に感動的な内容だった。子どもの頃からラーメンが大好きな小栗は、仕事で節制する必要さえなければ、週に4、5回は食べたい程だという。

 番組ではまず、小学生から高校時代まで家族でよく通っていたお気に入りのラーメン店が紹介された。

それが小平の「ラーメン・ジャンボ餃子 -天神 tenjin-」だ。多忙な父は1年に10日ほどしか家におらず、母と兄姉と4人で事あるごとに行ったそう。

 そこでよく食べていたラーメンが「みそバターコーン」。豚ガラ、鶏ガラ、げんこつなどを10時間かけ煮込んで出汁を取り、特別に配合した北海道の赤味噌を溶いたスープが絶品で、これに合うよう調整した自家製麺を使用している。また、店名にも冠した肉汁たっぷりのジャンボ餃子がたまらないのだ。

 ところで、この店は以前、満北亭という名だった。小平以西の青梅街道沿いには、「満北亭」と「南京亭」という2つのローカル中華チェーンがあって、非常に狭い範囲で熾烈な争いを繰り広げている。

 実際、満北亭の隣にはよく狙いすましたように南京亭が出店しており、その一部は「東京亭」(トンキンテイ)と称する。南京亭の創業は満北亭より9年遅い1979年。パクリとそしられても仕方ないのだ。

 満北亭は小平駅最寄りにもあったが、コロナの煽りを食って昨年8月に閉店。1975年からの45年に及ぶ歴史を閉じた。天神は小平駅から1km以上の距離にあって、車でないと行き帰りが不便なのだが、どのみちガッツリ満腹になるわけだし、復路は腹ごなしと覚悟を決め、徒歩で目指してもよかろう。

 天神のともかくスゴいのはチーズinメンチカツやチキン南蛮など、オイリーなフライメニューも数多く置いているところだ。ガンガンに酒も飲めちゃうモード。

 会計時のポイント券の配布や、平日ランチタイムの麺類に追加で半餃子+小ライスが185円になるなど、他が真似できない小気味よいサービスもありがたい。味噌ラーメンもお薦めだが、塩ラーメンも悪くない。コクのあるスープに炒め野菜の風味が素直に乗り移っているからだ。

 12年に山田優と結婚し、最近はずいぶん大人しくなったと聞くが、小栗は酒豪としても鳴らす。

なんでも酔うと説教する癖の持ち主らしく、大先輩の吉田鋼太郎にもビシバシ意見するんだとか。でも、いくら羽目を外したところで、愛されキャラは変わらない。現に芸能界で彼を悪く言う人はいないとの噂だ。

 また、小栗曰く「みんなが働いてる時間に飲む酒が一番好き」。それじゃ小原庄助だけど、そんな場所として打ってつけなのが町中華。しかも、天神は通し営業で、朝11時から翌2時30分まで開けている。飲兵衛の理想に適った店なのだ。

 これから1年続く大河の収録でそんな余裕もなかろうが、たまの休みに息抜きで、地元で旧友らと中華飲みに耽ける小栗の姿を天神で目撃できるかもしれない?

参照元https://dailynewsonline.jp/