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M-1グランプリ大予想 オズワルド充実 見取り図は下克上V狙う 19日決勝

 3年連続決勝進出のオズワルド

 3年連続決勝進出のオズワルド
 漫才日本一決定戦「M-1グランプリ 2021」が19日、都内で開催され、テレビ朝日系列(後6・34)で放送される。準決勝を勝ち抜いた9組と、同日午後に行われる敗者復活戦1組による10組で頂点を争う。決勝初進出が5組で、4組が吉本以外の事務所所属。フレッシュで異色なメンバーがそろった今回、デイリースポーツの東西担当記者は、3年連続決勝のオズワルドと、敗者復活から4年連続決勝を狙う見取り図を本命に挙げた。

 【東・中井里穂記者】

 史上最多の6017組の中から勝ち抜いた9組は、昨年優勝のマヂカルラブリーに負けず劣らずの個性派がズラリ。本命に挙げるのはオズワルドだ。3年連続決勝進出(7位→5位)の実力者で、7月には「ABCお笑いグランプリ2021」で優勝。今年は関係者からも優勝候補筆頭に挙げられているほど充実している。

 「東京漫才」らしいローテンションな漫才で、畠中悠(34)の独特なボケと、シュールで切れ味のある伊藤俊介(32)のツッコミが持ち味。2019年の決勝はミルクボーイ、20年はマヂカルラブリーの後に登場する不運に泣いた。3度目の正直Vで、伊藤はM-1の舞台でも大好きな妹で女優の伊藤沙莉(27)へ愛を叫んでもらいたい。

 対抗は決勝初進出で、結成5年目の大阪若手の星・もも。金髪ヒゲのヤンキー顔・まもる。(27)と黒髪メガネのオタク顔・せめる。(28)がテンポ良く「なんでやねん~顔やろ」とお互いをツッコむ、ミルクボーイのような漫才スタイルだ。わかりやすくマネしやすいネタのため、結果を残せば、はやること間違いなし。今年流行語大賞ノミネート0の、お笑い界の救世主になれるか。

 穴評価は昨年初出場で4位となった錦鯉。“オッサンの星”長谷川雅紀(50)は初の50代ファイナリストとしてやる気満々。予選でも会場で安定して笑いをかっさらっていた。敗者復活組は実績、人気のある見取り図、ニューヨークが有力。こちらも見逃せない。

【西・大島一郎記者】

 例年以上の混戦となる。ファイナリスト9組よりも見取り図、ハライチ、ニューヨークら実力者の争いから抜け出した敗者復活組が優勝に最も近そう。なかでも、全国区の人気となった見取り図が“本命”か。

 決勝進出者では、3年連続のオズワルドの安定感が光る。また、2019年の王者ミルクボーイのように、はまった場合の爆発力はもも。リズム良く互いを例え合う「○○顔」は、一夜にして流行語になるかもしれない。

 ロングコートダディは運がある。3回戦突破直後に兎(うさぎ)、相方の堂前が相次いでコロナに感染。それでも準々決勝に間に合い、不戦敗の危機を乗り越えた。堂前が応援するプロ野球ヤクルトの日本一も吉兆で、不気味な存在に映る。

 

 

参照元https://www.daily.co.jp/