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乱雑な机の上は知性の証?アインシュタインの散らばった机に学ぶ作業環境と創造力の関係

乱雑な机の上は知性の証?アインシュタインの散らばった机に学ぶ作業環境と創造力の関係
乱雑な机の上は知性の証?アインシュタインの散らばった机に学ぶ作業環境と創造力の関係

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photo by Pixabay

 アルベルト・アインシュタインの名を知らないものはいないだろう。それまでの物理学の認識を根本から変え、「20世紀最高の物理学者」とも評されるドイツ生まれの天才的理論物理学者だ。

 アインシュタインは1955年4月18日、76歳でこの世を去ったが、彼が亡くなる日に撮影されたオフィスの写真は、きちんと整理整頓されているとは言えない状態で、それどころか机の上には乱雑に本や書類が積み重なっていた。

 だがこれこそが、人類史上稀に見る傑出した頭脳の持ち主のオフィスたる所以なのかもしれない。

・以外にも散らかっていたアインシュタインの机
 特殊相対性理論一般相対性理論、相対性宇宙論シュレディンガー方程式など数々の革新的を理論を提唱し、世間をあっと言わせたアインシュタイン

 そんな彼が亡くなった日に撮影された彼のオフィスの写真だ。


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image credit:reddit



 アインシュタインの机の上はしっちゃかめっちゃかで、なんだか無意味な書類仕事に追われる事務員を連想してしまう。
 だが机の上がカオス状態になっていたのはアインシュタインだけではない。マーク・トウェインスティーブ・ジョブズマーク・ザッカーバーグなどもそうだという。
 だが机の上がカオス状態になっていたのはアインシュタインだけではない。マーク・トウェインスティーブ・ジョブズマーク・ザッカーバーグなどもそうだという。
 はたして、これは偶然だろうか? それとも机の上の乱雑さには、彼らが成し遂げた業績につながるような何かが潜んでいるのだろうか?


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・散らかった机が創造性を上げるという研究結果
 たとえば2013年に発表された研究では、整頓された環境と乱雑な環境にはそれぞれ独自の効果があるらしいことが示唆されている。

 ミネソタ大学の行動経済学者キャスリーン・ヴォースらは、被験者にきちんと整頓された机か散らかった机のどちらかに座ってもらい、課題に取り組んでもらったり、選択肢から好きなものを選んでもらったりした。

 すると散らかった机に座った被験者は、ブレインストーミングで創造性がアップすることが確認されたのだ。それだけでなく、そうした被験者は従来の製品よりも、新しい製品を選ぶようにもなった。

 それとは対照的に、整頓された机に座った被験者は、それまでと同じ選択をしがちで、その行動は事前に予測しやすかったという。もちろん個人差もあるので一概には言えない。

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・卵が先か、鶏が先か?
 だがこれは卵が先か、鶏が先かという問題を思い出させる。
 アインシュタインは最初から机を散らかしていたから優れたアイデアを閃くことができたのだろうか? まず整理された環境で頭をスッキリさせ、そこから思索を重ねるうちに、いつの間にやら散らかってしまったという可能性はないのだろうか?

 それは分からない。だが、少なくとも今度両親や上司から机を片付けろとうるさく言われたら、これは重要な思考実験をするためには必要なのだと反論することならできるだろう。
 

参照元https://dailynewsonline.jp/