23日放送の『歌唱王~歌唱力日本一決定戦~』(日本テレビ系)で、歌唱された人気ボカロ曲『命に嫌われている。』について、その表記がネット上で波紋を広げている。
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“日本一の歌声を決める”というコンセプトの本番組。出場はそれぞれ自身で選んだ曲を歌い、審査員による採点で順位が決まる。
問題となっているのは、今回の優勝者の女子高生が決勝戦で歌ったボカロ曲『命に嫌われている。』。他の楽曲では、曲名と共にアーティスト名が記されていたが、『命に嫌われている。』のアーティスト名の部分には「ボーカロイド」と、アーティスト名ではなく製品の総称で記されていた。
しかし、これに視聴者からは不満の声が続出。ネット上からは「ボカロ馬鹿にしてる」「下に見てるのか?」「だったらほかの曲は『人間』だろ」「なんで製品名がアーティスト名になるの」「失礼すぎる」といった声が聞かれた。
『命に嫌われている。』は、2017年にボカロPのカンザキイオリが発表した楽曲。原曲で使用されたボーカロイドは初音ミクだった。そのため、ネット上からは表記をカンザキイオリもしくは初音ミクにすべきとの指摘が相次いで聞かれていた。
一方、ネット上からは批判に対し、「初音ミクってつけるのは厳しいのでは?」「他はみんな歌手名で作曲者名は出ていなかった」「基本的に歌手名表記だからしょうがないのでは?」といった擁護も声も寄せられていた。
一曲だけ表記が異なったという今回の問題。曲に対するリスペクトが足りないとして、物議を醸してしまったようだ。