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『SUPER RICH』最終回もお粗末さに批判の嵐

『SUPER RICH』フジテレビ公式サイトより
『SUPER RICH』フジテレビ公式サイトより

 12月23日、江口のりこ(41)が主演を務めるドラマ『SUPER RICH』(フジテレビ系)の最終話(第11話)が放送され、平均視聴率6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。最後まで迷走し続けたお粗末な展開に「受験生と母親かよ」「今さら大学受験って」と批判の声が殺到した。

 同ドラマは、ベンチャー企業『スリースターブックス』の破天荒なCEO・氷河衛(江口)が幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求める様をアラフォー女性のリアルな心情とともに描いたオリジナルドラマ。

 前回のラストで、宮村空(町田啓太・31)は『MEDIAグループ』の取締役・島谷聡美(松嶋菜々子・48)と手を組み裏切ったと思われる描写があったが、最終話の序盤早々に裏切りではないことが判明。島谷の味方のフリをして宮村が新CEOに就任するも、衛は社員も今までのクライアントも引き連れ新しい会社を設立。そして宮村が引き継いだ会社と衛の新しい会社が提携することで、何のダメージもないまま会社の経営は軌道に乗る。プライベートでも春野優(赤楚衛二・27)と順調な夫婦生活を送り、すべてがハッピーエンドというラストだった。

 一方で、一度は『スリースターブックス』のナンバー2であるCOOにまで上り詰めた春野は、なぜかここにきて大学受験を決意。氷河と合格祈願に訪れるシーンでは、視聴者から「親子にしか見えない」「受験してないで働けよ」とツッコミの声が集まった。

 同ドラマでは○年後、○ヵ月後という表現が多用されていたこともあり、「結局何年経ったのか知りたい」との声も多く集まっていたが、第1話で会社のお金を横領した一ノ瀬亮(戸次重幸・48)が申請メールを出したのが2017年9月のこと。最終話が2021年12月だったことから、実に視聴者は『スリースターブックス』に起きた4年3ヵ月を追っていたことになる。しかもこの間、優は1年間留学し、衛と結婚して2周年を迎えている。

「ドラマ内で優はかなりの苦労人のように描かれていましたが、よく考えるとインターン面接も受けず、しつこさと人柄だけで社員に採用され、1年も経たずに会社のお金で海外留学。帰国後は社長と結婚し、実力もないままCOOに就任。そのうえ株取引で億を超える大金まで手にしています。まさに、優こそが『SUPER RICH』と言わざるを得ないのですが、なぜか大学受験すると言い出した春野。突拍子もない展開に『中途半端に終わった』『何がしたいのか全くわからなかった』と呆れ声が噴出していました」(芸能ライター)

 キャストは豪華だっただけに、脚本がどれほど大事かということがよくわかったドラマだった。

 

参照元https://dailynewsonline.jp/