ステレッパツ

芸能 スポーツ その他

永野芽郁 母が導いた主演女優賞「弱音を吐くと『自分で決めたことでしょ?』と」

 ブルーリボン賞の主演女優賞に輝いた永野芽郁(撮影・中島達哉)

 ブルーリボン賞の主演女優賞に輝いた永野芽郁(撮影・中島達哉)

 東京映画記者会(デイリースポーツなどスポーツ紙在京7社で構成)が制定する「第64回ブルーリボン賞」の受賞者が23日、決定した。「そして、バトンは渡された」と「地獄の花園」で振り幅の大きな役柄を演じ分けた永野芽郁(22)が主演女優賞を受賞した。恒例の授賞式は、コロナ禍で昨年に続き中止となっている。

 シリアスにもコメディーにも変幻自在に染まる。振り幅の大きさを高く評価された若き演技派は「自分とはかけ離れた賞だと思っていたので『まさか!』と思いました。すごく光栄です」と相好を崩した。

 「そして-」では、血のつながらない親に育てられ、4度姓が変わったヒロインを演じ、その裏に隠された真実とともに観客の涙腺を決壊させた。母が原作のファンで「映画化するなら芽郁がやってくれない?」と言われていた運命の作品。薦められる形で読了しており、オファーを受けると台本も読まずに出演を即決したという。

 母は劇場に4度足を運び、毎回号泣して帰宅。出演作は常に複数回鑑賞してくれており、永野は「母は一番の味方。8歳でスカウトされて、事務所に入った時から応援隊です」と感謝する。

 「自分で決めたことは最後までやり遂げる」が活動を始めた当初からの母の教え。「弱音を吐くと『自分で決めたことでしょ?』と言われるので『あ、私でした』ってなります」と笑う。背中を押してくれる存在が初受賞まで導いてくれた。

 「地獄の花園」ではOLヤンキーの派閥抗争に巻き込まれるヒロインを演じ、アクションや暴言に挑戦。ツバの吐き方までアクションの一つと考え、不良に徹した。主演賞の受賞者は、次年度の授賞式で司会をするのが通例。男優賞を受賞したアクションの達人・岡田と担当する予定だけに「司会をしながらアクションを教えてもらえたらですね」と今から楽しみにしていた。

 ブルーリボン賞の主演女優賞に輝いた永野芽郁(撮影・中島達哉)

 ブルーリボン賞の主演女優賞に輝いた永野芽郁(撮影・中島達哉)

参照元:https://www.daily.co.jp/