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AKB入山杏奈「ハッピー」笑顔と涙の卒業公演 山あり谷ありのアイドル道「きれいサッパリ」

 川栄李奈(右から3人目)らの前で花束を手にあいさつする入山杏奈(左端)(c)AKB48

 川栄李奈(右から3人目)らの前で花束を手にあいさつする入山杏奈(左端)(c)AKB48

 AKB48の入山杏奈(26)が16日、東京・秋葉原の本拠劇場で卒業公演を行い、12年間の活動にピリオドを打った。ユニット「アンリレ」として共に活動した卒業生の川栄李奈(27)と加藤玲奈(24)も出演し、門出を祝福。「振り返るとつらいこと、大変なことが多くても、楽しい気持ちがありました。AKBが大好きです。本当にありがとうございました」とファンや仲間に伝えて、アイドルとしての青春の幕を閉じた。

 白とピンクのマーメイドドレスに身を包んでのアンコール。「決してこれがサヨナラではないので、笑顔で終われたら」と胸に刻んでいたが、瞳が潤んだ。サプライズで川栄が駆けつけると、涙で抱擁。感動ムードに包まれながらも、「ありがとう、朝ドラ女優。涙はホンモノ?女優だから心配」と笑いのカウンターをさく裂させた。

 「落ち込んでつらいこともありましたが、希望を胸に頑張ってきました」と総括した、山あり谷ありのアイドル道。川栄とは14年5月に忌まわしき事件に巻き込まれた。「8年前、私たちの間には握手会という大切なイベントがなくなって、さみしい思いをさせました」。悲しみの過去にも触れたが、「AKB48に入って良かったです。本当に幸せでした」と充実の時間をかみ締めた。

 18年4月からはドラマ出演のためにメキシコに渡り、スペイン語を日常生活に支障ないほどにマスター。今後は女優業を軸としながら、再渡航も予定しており、「メキシコでのお仕事も続けて、向こうでもドラマや映画に出られたら。これからも一緒に歩んでくれたらうれしいです」と前を向いた。

 終演後の会見では、「ハッピー!!やり残した感じはない。きれいサッパリ」と完全燃焼に大満足。「今日は超コンディションがいいんです。ニキビひとつなく、体形もやせて最高で。ドレスがブカブカだったんで、慌てて直してもらいました」と、晴れの日に向けたダイエットで、2カ月で体重3・5キロ落としたことを明かした。

 定番質問の恋愛解禁には、「日本とメキシコのいいとこ取りのハーフに出会えたら。タイプは、年上の博識で、色気があって、愛情深い人!!」と理想を説明。公私における“日墨の架け橋”が、卒業後の指針となる。

 ◇入山杏奈(いりやま・あんな)1995年12月3日生まれ。千葉県出身。2010年にAKB48に10期生として加入。シングルの選抜入りは14曲。選抜総選挙では第8回(16年)の18位が自己最高。14年に映画初出演作「青鬼」で主演。18年にはメキシコの連続ドラマ「Like」に出演。愛称は「あんにん」。

 笑顔で歌う入山杏奈(C)AKB48

 笑顔で歌う入山杏奈(C)AKB48
 

参照元:https://www.daily.co.jp/