１２日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「ちむどんどん」では、２話にしていつも明るい母・優子（仲間由紀恵）が夜中に泣いており、それをヒロインの暢子（稲垣来泉）が見てしまう…という不穏なエンディングとなり、ネットにも不安が広がった。
この日の「ちむどんどん」では、東京から来た民俗学者の青柳（戸次重幸）が、暢子らの家族・比嘉家にあいさつにやってくる。青柳の息子・和彦（田中奏生）は沖縄に来たことを嫌がっており、早々に帰宅。残った青柳は、比嘉家の賢三（大森南朋）と優子と話し込む。
青柳も賢三も戦争経験者。陸軍の幹部候補生だったという青柳は沖縄の部隊にいたが「米軍が上陸する前に配属替えになって。もしここに残っていたら今の私はいなかったでしょう」と振り返る。
賢三は「自分は中国をあっちこっち…」と打ち明け「自分も生きている限り、謝り続けないといけないと思っています」と後悔を口にする。
青柳は「戦争で焼け落ちる前の首里城が忘れられません。本当に美しかった…」というと、優子は「うちは実家が那覇なんです」とポツリ。青柳はすぐに「じゃあ、１９年の空襲で？」と聞くと優子は「はい…」。青柳は「すいません、立ち入ったことを」と謝り、すぐに辞去する。
その夜、暢子は鳴き声で目が覚める。縁側で優子が泣いており、賢三が肩を抱いて慰めていた…。
優子はここまで、なんでも人にあげてしまうお人好しキャラで、大叔父からもいい加減にしろと忠告されているほど。いつも優しくニコニコ笑っている母の涙に暢子も衝撃を受けたが、ネットも衝撃。
「カムカムもだったけど、戦争は本当につらい…」「おかんいくらなんでもお人好しがすぎると思ったけど、那覇の空襲を経験した話聞いたらなんか…なんか…」「２話からだいぶ重めな話を…」「優子さんは戦争体験があってお人好しすぎる人になってしまったのかしら…」など反響を呼んでいた。
