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市川海老蔵が心酔する「黒い呪術師」助手席で呪文&奇怪な動作

ハンドルを握る海老蔵の隣で、X氏は指を立てて重ねた両手を額に当てていた© NEWSポストセブン 提供 ハンドルを握る海老蔵の隣で、X氏は指を立てて重ねた両手を額に当てていた

「あなたがたが海老蔵さんに洗脳されているのではないですか?」。“義弟”の批判を続ける小林麻耶(42才)は、そう世間に問いかけた。本当に市川海老蔵(44才)は「この世にあらざる力」を操るのか──。取材のなかで『女性セブン』は目を疑うような光景に出くわす。キーマンは、海老蔵に影のように付き従う「黒ずくめの男」。

 歌舞伎公演も稽古もなかった3月のオフの日。市川海老蔵は愛車の黒い高級スポーツカーを走らせていた。黒いマスク、黒いパーカー、黒い短パン、黒いスニーカー。漆黒の塊となって、昼下がりの都心を駆け抜けていく。

 その助手席に、これもまた全身を黒でコーディネートした男性が座っていた。年の頃は海老蔵と同世代ぐらい。背丈は少し小さく、恰幅がいい。腕や首元、腰には、シルバーのアクセサリーがジャラジャラと音を立てている。この男性を、仮にX氏としよう。

 黒ずくめで肩幅の広い男性2人が人通りの多い街を並んで歩くと、異様とも、不気味ともいえるオーラが漂い、往来する人が自然と振り返る。海老蔵はX氏を伴って美容室を訪れた。個室でカットとカラーリングをする間、部屋の隅で、X氏は無言で佇んでいたという。

 X氏はまるで海老蔵の「影」のように、ピタリと隣に寄り添って行動を共にする。美容室から、鍼灸院、そして都心の高級ホテルのサウナへ。ずっと一緒だ。海老蔵はその都度、お決まりのブログ更新をするが、その「影」は決して写り込まない。

 再び黒いスポーツカーに乗り込んだときのことだった。助手席のX氏はおもむろに両手を握り、顔の前で人差し指と中指を立てると、目をつぶって額に指をこすりつけた。そして、何事か口を動かしながら、両手を上下左右に動かしていく。なにやら奇怪な動作をしながら「呪文」のようなものを唱えているようなのだ。

 その様子は、仏教の僧侶が念仏を唱えているようであり、神道の神主が祈祷を行っているかのようだ。それが、スポーツカーの助手席で一心不乱に行われていて、ハンドルを握る海老蔵はというと、何も変わったことなどないように平然としている──。

 X氏は、歌舞伎関係者の間では知られた存在だという。

海老蔵さんに連れられて歌舞伎座(東京・中央区)の楽屋や客席で頻繁に見かけられています。そして、いたるところで両手を重ねて指を立て、芝居がかった様子で“フン、フン”と小声で聞き取れない言葉を唱えている。霊媒師なのか、呪術師なのか。ここが現代の日本なのかと目を疑うような光景ですが、海老蔵さんは心酔しているようなんです」

 海老蔵は今年、人生の節目を迎えるようだ。4月8日、尾上菊五郎(79才)が会見で「今年、團十郎が誕生しそう」と漏らしたのだ。

「歌舞伎界の大名跡市川團十郎襲名は、もともとは2020年5月に予定されていました。それが新型コロナの影響で延びに延び、ようやく目処がたったのです。待ち望まれていた、十三代目の襲名披露が叶いそうです」(芸能関係者)

 だが、一世一代の日を前にして海老蔵の周囲は騒がしい。本誌・女性セブンが報じたように、海老蔵SNSでナンパした女性たちと都内ホテルや地方公演先での多重交際を続けていた。現在、プライベートの稽古場として利用している、2017年に亡くなった小林麻央さん(享年34)の私室が残されているかつての自宅にも、度々女性を招き入れていた。

海老蔵さんは独身ですから、誰と交際しようと自由です。歌舞伎役者にとって色事は“芸の肥やし”という言い方もできます。しかし、SNSで一般人に声をかけ、短期間に大勢の女性と関係を持つ、しかも早逝した妻との思い出のある家をそうした場に使うことは、昨今の風潮からは“あまりに度が過ぎているのでは”と言われても仕方ありません」(別の歌舞伎関係者)

 海老蔵は2児を抱えるシングルファーザーだ。ブログには、子供たちと食事をしたり、レジャーに連れ出したりする様子がアップされ、イクメンぶりがアピールされる。しかし、それは日常のほんの一部でしかないようだ。

「2人の子育ては、ふだんは麻央さんのお母さんに任せているというのが実態です。その一方で、自分は女性たちと勝手気ままな時間を過ごしている」(前出・芸能関係者)

 しかし、海老蔵に指摘される問題は、派手すぎる女性関係だけではなかった。

海老蔵にも芽生えた「第六の感覚」

 海老蔵はこれまでも「スピリチュアルな世界」を頼ってきた。

「かなり熱心に風水を勉強して、身につける物を風水で決めることはもちろん、麻央さんとの新居のデザインもこと細かく風水師に相談していました」(別の芸能関係者)

 その1つがパワーストーン

「麻央さんのがんが見つかってから、銀座にあるお店で『永遠』という意味の石を購入したそうです。ブログで公開される麗禾ちゃんや勸玄くんの手首に、パワーストーンのブレスレットが見られることも度々あります。一時は、都内にあるパワーストーンや数珠の専門店に足繁く通っていたそうですよ」(前出・別の芸能関係者)

 熱心な姿勢は、海老蔵本人にも見えざるパワーをもたらしたか、海老蔵の「地震予知」が話題になったことも。

《なんとなくだけど、地震きて欲しくないなーとふと思う》──昨年2月、海老蔵がそうツイートした日に、福島県宮城県を中心とした最大震度6強地震が起きた。2019年12月に青森県震度5弱地震が発生したときも、同日朝に《なんとなく昨日から胸騒ぎしてるところにそれらしい雲、地震雲でなければ良いな》と投稿していた。

海老蔵さんの周りには過去にも、スピリチュアルな能力を持つとされるさまざまな人物がいたようです。占い師のようなバーのマスターだったり、気功を操る整体師だったり。しかし、ここ数年はもっぱらX氏が海老蔵さんのスピリチュアルなアドバイザーになっているようです。X氏の影響を受けて、海老蔵さん自身にも“第六の感覚”が目覚めたのかもしれません。

 ただ、そうした怪しげな第六感が最近、エスカレートして、“自分は特別な存在”“何をしても神様に許される”となって、女性関係もハメを外しているのではないかと、関係者は心配しています」(前出・芸能関係者)

「塩梅が悪い」「気を整える」

 そのように、海老蔵がいま、全幅の信頼を寄せているとされるのが、前述のX氏だ。

海老蔵さんはX氏と毎週のように会っているようです。仕事場である歌舞伎座の楽屋で度々目撃されているほか、自宅や食事会に同行しています」(前出・歌舞伎関係者)

 海老蔵がX氏と知り合ったのは、少なくとも5年以上前のことのようだ。父の十二代目團十郎さんが亡くなってから、X氏の姿は海老蔵の周辺でよく見られるようになった。

「“塩梅が悪い”“気を整える”などと言ったかと思うと、目を閉じて“フン、フン、フン”と呪文のようなものを唱えながら、上下左右に手を動かすのです。その様子を、ほかの役者は困惑の目で見ていますが、海老蔵さんはお構いなし。成田屋の御曹司のすることですから、誰も止めることができないんです」(前出・歌舞伎関係者)

 X氏は海老蔵だけでなく、芸能や芸術、実業の分野でも、少なくない“顧客”を抱えているという。X氏にアドバイスをもらったことがあるという、海老蔵との共通の知人が説明する。

「その場を浄化したり、病気の治療を行ったりするんだそうです。なんでも、彼には神様や霊、気など目に見えないものが見えて、さまざまな神を操る力を持っているのだとか。“国内外のありがたい寺院の神様に、あなたを守らせます。病気にならず、仕事は成功するでしょう”などと言われるそうです。

 いわゆる風水や占星術のような一般的な占いの方法ではなく、とにかく“神様がそこにいる”とか“悪い神様を遠ざけてあげた”と主張するのです。いま思えばまったくつじつまは合っていないのですが……」

 

X氏は海老蔵を「大変だなと思う」

 X氏の“持ちうる力”はそれだけにとどまらない。

「神々の力を使って、気に入らない人のことを攻撃できるのだそうです。いわば『呪い』です。実際に、誰かが病気になったり事故を起こしたりと不幸に見舞われたときには“自分が神様を操って攻撃した”と主張しているようです。まさに呪術師ですよ。X氏への依頼者の中には、その能力に期待し、敵対する人物を貶めようとする人もいるそうです」(前出・共通の知人)

 非凡な力を持つと自任するX氏はまた、歌舞伎公演にも影響を及ぼしかねない存在だ。劇場関係者が語る。

海老蔵さんの舞台を客席で見ながら、まじないのようなものを唱えているので、舞台上に向けて『気』を送っているのでしょう。海老蔵さんに指示されてやっていることなのでしょうが、不気味です。

 Xさんのことは劇場や他の役者さんの間でも話題になっていますが、Xさんが歌舞伎の舞台に詳しいとは聞いたことがありません。もし舞台の素人が海老蔵さんに、演技だとか舞台だとかについて口を出していたら、役者さんたちも頭を抱えるでしょうね」

 そもそも、海老蔵が仕事場に他人を招き入れるのは異例のことだという。

「贔屓客ですら楽屋に招かないことで有名です。それなのにXさんだけは特別なようです。海老蔵さんひとりの趣味の範囲を超えて、脈々と続いてきた成田屋の歴史、さらには歌舞伎という文化そのものが危機にさらされていると言ってもいいでしょう」(前出・劇場関係者)

 プライベートでも仕事でも、海老蔵にぴたりとくっついて離れないX氏に対しては、海老蔵から多額の謝礼が渡っているようだ。

コンサルタント料はかなり高額です。X氏が海老蔵さんから受け取った額は合計すると数千万円になるのでは」(前出・共通の知人)

 歌舞伎界を背負って立つことになる人物を“とりこ”にしているX氏とは何者なのか。X氏の自宅は、東北地方の新興住宅地の一角にある。自宅を兼ねる店舗では美容室を開いていて、美容師として働いていた。『女性セブン』記者が訪れた日にも、午前10時のオープンと同時に年配の女性が入店した。近隣からは普通の「美容師」として知られていて「呪術師」とは認識されていないようだ。

 X氏に、海老蔵との関係や「呪術」について聞いた。

──海老蔵さんとはどのような関係か。

「ないです。ないです」

──自宅にもサウナにも一緒に行っている。

「うーん……なんにもお話しできることはないです」

──海老蔵さんの隣で呪文を唱えていたが?

「そういう話をされるのは嫌なんだけど。でも僕、そういうこと、してないです」

──麻央さんの治療は?

「してない」

 終始口をつぐんだX氏。だが、海老蔵の多重交際や、小林麻耶とのねじれた関係に話題が及ぶと、

「あの状況は大変そうですね。小林麻耶さんのことで、海老蔵さんにしても大変だなと思うけれども……」

 と、海老蔵を慮るような言葉も口にした。海老蔵の所属事務所に、X氏との関係について尋ねると、「個人的な友人・交流関係については把握しておりません」という回答だった。襲名が近づいているいま、海老蔵には他人に頼るのではなく、自らの力で舞台の中央に立つ「團十郎の姿」を期待したい。

 

参照元https://www.msn.com/