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エンジェルス 大谷翔平 指名打者でフル出場 二塁打含む2安打

エンゼルス対レイズ 8回裏エンゼルス1死、右二塁打を放つ大谷。投手フィリップス(撮影・江口和貴)
エンゼルス対レイズ 8回裏エンゼルス1死、右二塁打を放つ大谷。投手フィリップス(撮影・江口和貴)

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手がレイズ戦に指名打者でフル出場し、もう少しでホームランというツーベースを含むヒット2本を打ちました。
この試合でエンジェルスのリード・デトマーズ投手がノーヒットノーランを達成しました。

前日に満塁ホームランを含む2本のホームランを打った大谷選手は10日、本拠地のエンジェルスタジアムで行われたレイズ戦に3番 指名打者で先発出場しました。

1回の第1打席はセンターフライ、2回の第2打席はファーストゴロで、4回の第3打席でアウトコース低めに落ちる変化球にうまく合わせてセンター前に運び、4試合連続となるヒットを打ちました。

6回の第4打席はショートライナーで、エンジェルスが大きくリードした8回の第5打席は、ピッチャーを休ませるためにこの回の最初から登板した外野手のフィリップス選手との対戦となり、ツーベースヒットを打ちました。

80キロ台のスローボールを引っ張った打球はライトフェンスをライナーで直撃し、大リーグ通算100号にあと少しという鋭い当たりでした。

大谷選手は5打数2安打で打率を2割5分8厘に上げました。

先発のデトマーズ投手 ノーヒットノーラン達成

 
試合はエンジェルスの先発、22歳のリード・デトマーズ投手が最速151キロのストレートに加え、落差のあるカーブやチェンジアップを有効に使ってレイズ打線に的を絞らせず、5回まで1人のランナーも許さないピッチングを見せました。

6回の先頭バッターにフォアボールを与え、7回には味方のエラーによるランナーを背負いましたがヒットは最後まで許さず、9回、最後のバッターをショートゴロに打ち取って自身初のノーヒットノーランを達成し、エンジェルスが12対0で快勝しました。

大リーグで1人が完投してのノーヒットノーランは今シーズン初めてです。
デトマーズ投手は9回、108球を投げてヒットなし、与えたフォアボールは1つで奪った三振は2つでした。

試合後、デトマーズ投手は、「子どもの頃から夢に見ていたことで、何と言っていいかわからない。試合の途中からベンチで誰も自分に近づかなくなり、6回か7回にスコアボードを見て何が起きているのか気が付いた」と笑顔を見せていました。

エンジェルス 右の打者が左打席でホームラン

この試合でエンジェルスの右の強打者、レンドーン選手がふだんとは逆の左打席に入ってホームランを打つ珍しいシーンがありました。

エンジェルスが、8対0と大きくリードした8回、すでに5人のピッチャーを使っていたレイズはリリーフピッチャーを休ませるため、途中出場でライトに入っていた外野手のフィリップス選手を6人目としてマウンドに送りました。

右投げのフィリップス選手は、2回を投げて4失点した先月11日以来今シーズン2回目の登板で、バッターと正対するような構えから山なりの緩いボールを投げ込みましたが、打線が好調のエンジェルスはトラウト選手がこの試合2本目となるツーランホームランを打ち、大谷選手もライトフェンス直撃のツーベースヒットを打ちました。

続く4番・レンドーン選手はふだんとは逆の左打席に入り、フィリップス選手の87キロのスローボールをきれいなスイングで振り抜いて、ライトスタンドへ4号ツーランホームランを打ちました。

レンドーン選手はこれが通算155本目のホームランですが、左打席ではもちろん初めてのホームランで、飛距離は125メートルでした。

珍しいシーンに球場のファンは総立ちで盛り上がり、二塁ランナーの大谷選手も驚きの表情を見せてホームでレンドーン選手を迎えていました。

エンジェルスのマッドン監督は、「彼はバッティング練習の時によく左でも打っている。完璧な当たりだった。楽しい瞬間だったし、相手に失礼なこともなかった。ただ、8回の攻撃の時間が長くなって、デトマーズが長くベンチにいて、ノーヒットノーランのことを考えすぎるのが心配だった」と笑顔で話していました。

参照元https://www.msn.com/