お笑いコンビ・相席スタートが25日、テレビ東京系「あちこちオードリー」に出演。山添寛が、まだ出場資格があるにも関わらず「M-1グランプリ」にエントリーするのを辞めた理由を明かした。
MCのオードリー・若林正恭からM-1について尋ねられ、山添は「3~4年前から出てないんですよ。『キングオブコント』にシフトチェンジして」と明かした。相席スタートはコンビ結成4年目の2016年のM-1で初めて決勝進出、今年もまだ出場資格は持っている。
ネタ作りを担当している山添は「ケイさんのボケが『メッセージ』ってご本人が言うてはったんですけど、その『メッセージ』と(山添自身の)『相づちとちょいツッコミ』の役割で作るネタの『天井をたたいてる』って思った時期がありまして」とパターンの限界を感じたことがあったと説明。「コンビのおもしろの余白を広げなあかんということで、コントを選びました」と、前向きな理由で方向転換したと語った。
これには若林も深くうなずいた。オードリーは08年のM-1で敗者復活戦から勝ち上がって決勝に進出。最終決戦にも残ったがNON STYLEにわずかにおよばず準優勝だった。若林は、09年も周囲からはM-1に「めっちゃ『出なさい』って言われた」と明かした。
しかし、オードリーは結局09年にはエントリーせず。周囲にうまく言語化して伝えることはできなかったが「天井たたいた感触がありすぎて。説明つかないけど(M-1には)出なかった」と振り返り、山添の考えに納得していた。