「国際親善試合、日本0-1ブラジル」(6日、国立競技場)
日本の切り札も世界トップの実力を痛感した。FW三笘は後半27分から途中出場。「強さを肌で感じられたのは良かったですけど、まだまだ差が大きいなとより感じた」。自身初のブラジル戦を振り返った。
相対したのはレアル・マドリードのミリタン。得意の左サイドでドリブルを仕掛け、初対戦では抜きかけたが、2度目は止められた。「僕の1本目の仕掛け方を見て、立ち位置や体の向きを考えたと思う。僕もそういうところでプレーを切り替えないといけない」と課題を覚えた。
昨夏の東京五輪は負傷もあって不完全燃焼。より厳しい環境に身を置くことで成長を誓い、欧州に挑戦した。
「(ブラジルは)雨や移動もあって前半の方が強度が高かった。そこ(自身の出場時間)でも得点に絡めなかったので、まだまだレベルが低いというか、高いレベルでやらないと近づかない」。W杯まで残り半年。日本屈指のドリブラーは、この経験を成長の糧とする。