[かんさい情報ネットten.―読売テレビ]2022年7月4日放送の「気になるアレどうなっten!?」のコーナーでは、暑い夏ならではのトラブルについて本村健太郎弁護士に聞いていました。
まずはこんなトラブル。
「猛暑の中、人気のラーメン店前に大行列ができていて、並んでいた人が熱中症に!店側の責任はある?」これに対して本村弁護士は、「基本的には天気の問題なので、飲食店側には責任はないとは思います」。
「ただ、人気店であればそれなりの工夫をして事故が起きないようにしてもらいたい。でも規模の小さい飲食店にそこまで責任を押し付けてもかわいそう。なかなか難しい問題です」(本村弁護士)対策の例としては、整理券を発行するなど。とはいえこれにも手間や人手がかかる場合があるので、本当に難しい問題ですね......。
次のトラブルは、プールに関するもの。
「子供を連れてプールに出かけたが、猛暑のため大混雑!泳ぐすき間がないのに、入場制限していなかった。入場料を返してもらえる?」本村弁護士の回答がこちらです。
「返金は難しいと思います。プールが"使用不可"ということであれば別ですが、ちょっと待っていれば入れるという状況であれば、実際には無理。どうしても日本のプールはそういう状態が実態でもありますし...」また、レジャー施設ではこんな問題もあります。
「着ぐるみショーのバイト中に、猛暑のためお客さんの前で着ぐるみを脱いでしまった!『子供の夢を壊した』とクビにされたが、この解雇は不当では?」本村弁護士によると「現場の状況にもよりますが、健康被害が出そうだということであればやむを得なかったかな」
「雇い主にも"安全義務"というのがありますから、絶対に事故が起きないようにしないといけない」(本村弁護士)着ぐるみの中は凄く暑くなると言いますし、熱中症は重症化すると命に係わる場合もあります。
働く人も雇う人も、よく気をつけないといけませんね。