エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「2番・投手」で出場することが発表された。過去2登板は自身初の10勝、1918年にベーブ・ルースが達成して以来、104年ぶりとなる「2桁勝利、2桁本塁打」に王手をかけながらいずれも黒星。3度目の正直で歴史的快挙を達成したい。
大谷は投手としては開幕から17登板連続で投打同時出場し、9勝6敗、防御率2・81。6月9日から6登板連続勝利の快投で2桁勝利にあと1勝としたが、その後は連敗して足踏み。勝ち星に恵まれないなか、日本投手では初となる6登板連続2桁奪三振を記録し、通算奪三振のメジャー記録をもつノーラン・ライアンの「7登板連続」の球団記録まで1に迫った。
打者では100試合に出場し、打率・255,22本塁打、62打点、11盗塁。前日の試合は五回に左翼線二塁打を放ち、3試合連続安打とした。
アスレチックスの先発カプリーリアンはここまで2勝5敗、防御率4・50。エンゼルス戦の登板は今季初めて。大谷は同じ94年生まれの右腕に対し、通算7打数無安打、1四球、4三振に抑えられている。前回の対戦、昨年9月18日の試合では右飛と空振り三振だった。
トレード期限だった前日にエンゼルスは先発の柱だったシンダーガード、抑えのイグレシアス、若手外野手のマーシュの3人を放出し、有望マイナー3選手らを獲得。マーシュとの交換でフィリーズから獲得した16年ドラフト全体1位指名の24歳モニアックが早速、「7番・中堅」で起用された。同外野手はフィリーズで18試合に出場し、打率・130だった。
▽アスレチックスのラインアップ
1番・二塁 ケンプ 打率・213、4本塁打、21打点
2番・右翼 ローレアーノ 打率・224、11本塁打、23打点
3番・捕手 マーフィー 打率・242、12本塁打、42打点
4番・一塁 ブラウン 打率・231、15本塁打、44打点
6番・DH ラウリー 打率・187、3本塁打、16打点
7番・左翼 ピンダー 打率・244、9本塁打、33打点
8番・三塁 マシーン 打率・181、1本塁打、4打点
9番・中堅 ボルト 打率・221、3本塁打、7打点
投手 カプリーリアン2勝5敗、防御率4・50
▽エンゼルスのラインアップ
2番・投手 大谷 打率・255、22本塁打、62打点
9勝6敗、防御率2・81
3番・三塁 レンヒーフォ 打率・275、5本塁打、22打点
4番・右翼 ウォード 打率・276、13本塁打、35打点
5番・一塁 ウォルシュ 打率・234、13本塁打、41打点
6番・捕手 スタッシ 打率・210、6本塁打、21打点
7番・中堅 モニアック 打率・130、0本塁打、2打点
8番・遊撃 ベラスケス 打率・176、5本塁打、21打点
9番・左翼 シエラ 打率・118、0本塁打、0打点