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宝塚 星組トップ礼真琴主演「BIG FISH」異例のチャーミングなイケオジ姿も

穏やかに話をするエドワード(礼真琴)とウィル(極美慎)=東急シアターオーブ

穏やかに話をするエドワード(礼真琴)とウィル(極美慎)=東急シアターオーブ

 星組トップスター・礼真琴主演のミュージカル「BIG FISH」が30日、東京・東急シアターオーブで開幕した。ダニエル・ウォレスの小説をもとに、ティム・バートン監督がメガホンを取り、2013年にはブロードウェイで上演された。自分の人生をおとぎ話のように語り、周囲を魅了する父エドワードと、大人になり父との距離が出来てしまった息子ウィルを中心とした、ハートフルなミュージカルになっている。

 ファンタジーな世界と現実の家庭が混在した物語。礼が演じるエドワードも、半分が壮年期で、白髪にメガネといったイケオジ姿。宝塚のトップとしては異例だが、巧みな演技力と声色で、チャーミングな人物に。大げさな話をするエドワードは、ともすれば信用できない人物に見えるが、礼は温かみのある血肉の通った人間として描いた。また宝塚屈指の歌唱力を誇る礼らしく、ブロードウェイミュージカルとしての歌の魅力も堪能させた。

 そんな奇想天外な話をする父を幼い頃は慕いながらも、大人になるにつれ、懐疑的になり、葛藤するウィルを極美慎が演じた。立っているだけで華のある容姿で、存在感は圧倒的。近年、その活躍が目覚ましいが、今回はさらに芝居に進化を見せた。

 そんなウィルの幼い頃=ヤングウィルを演じた娘役の茉莉那ふみは108期の首席。小柄だがパワフルで、徐々に父との距離を置いていく様を丁寧に演じた。

 またヒロインのサンドラも若い頃を詩ちづる、現在を小桜ほのかの2人が演じた。詩はいかにも宝塚といった愛らしい容姿で、ヒロイン然として可憐。一方の小桜も三拍子揃った娘役で、礼との芝居の相性もよく、終盤のソロではその美声を遺憾なく発揮した。

 また希沙薫は、上半身の動きだけで水中の人魚を表現。手や関節の動きで、物語の世界に引き込んだ。巨人のカールを演じた大希颯は、目立つ役どころで、存在感を見せた。

参照元https://www.daily.co.jp/