武豊騎手が騎乗するも負けてしまったハルウララ＝2004年03月22日
2004年に高知競馬で113連敗という記録を作り、負け組の星といわれたハルウララが9日午前2時20分、千葉県のマーサファームで疝痛のため息を引き取った。29歳だった。関係者によると、8日から体調を崩し、スタッフの夜通しの看病のかいなく旅立った。
ハルウララは父ニッポーテイオー、母ヒロインの鹿毛の牝馬で、北海道三石の信田牧場の生産馬。高知競馬の宗石大調教師のもとで1998年11月17日にデビュー。5着以内には入ることもあったが勝つことはできず、03年12月にはデビューから100連敗を喫した。このころから全国ネットのテレビで取り上げられるようになり、「負け組の星」として有名に。04年には武豊騎手が騎乗し、大きな注目を集めた。当日の高知競馬の入場人員、売り上げは高知競馬史上最高記録を更新した。05年3月に引退が発表され、113戦0勝で競走生活を終えた。
現役中は日本全国でハルウララ・フィーバーが起きた。映画、書籍、CD、グッズなど社会現象にもなった。
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