6日は、本州付近が次第に北から高気圧に覆われるため、朝のうち雨が降っていても天気が回復に向かうところが多いですが、関東や東海は雲の多い状態が続きそうです。
一方、小笠原近海で5日未明に発生した台風22号は発達しながら西へ進んでいて、今週中に北へ進路を変えて列島に北上してくる見通しとなってきました。
なぜ台風22号はUターンするように列島に向かってくるのか?気象予報士が解説します。6日は天気の回復ゆっくり、関東や東北は気温上がらず
6日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。 6日は、朝の段階では北陸など雨が残っているところがありますが、このあと次第に雨がやんで、日差しの届くところもあるでしょう。
ただ、北から高気圧に覆われるため、関東や東海では高気圧周辺の湿った空気(=縁辺流と言います)の影響を受けて、曇りで午後は一部にわか雨がある予想です。
この縁辺流は、東北には涼しい空気を送り込みますが、関東以西では30度以上のところが多く、もう10月なのに真夏日が続出しそうです。
台風22号はなぜUターン?最新の進路予想は
6日9時の台風情報(気象庁HPより)。最新の情報は気象庁HPで確認を。 台風22号は小笠原近海で動きが遅くなっていて、今後8日(水)頃には「強い」勢力で北へ進路を変える見通しです。
まるでわざと日本を狙っているかのようにUターンしてくるわけですが、この経路には台風22号の北側にある「上空の高気圧」が関係しています。
高気圧の周りには時計回りの風が吹いているため、この風に乗ると、台風が高気圧の南側にある今は西へ流され、高気圧の西端に差し掛かると北へ流されます。
なお、北上したあとは、さらに高気圧の周りの風に乗って高気圧の周りを半周するように移動する可能性もあれば、偏西風の蛇行とタイミングが合えば偏西風に乗ってスピードアップして移動する(かつ、さらに本州に近いところを通る)可能性もあります。
週間予報は一気に曇りマーク増加
週間予報(気象庁HPを元に作成)。 週間予報は、少し前に出ていた予報と比べると、一気に曇りマークが増えて、信頼度(A、B、Cの順に信頼度が下がっていく)も低くなりました。
これは台風の進路にまだかなりバラつきがあるためで、直接的にしろ間接的にしろ影響を受けて雨が降る日や地域が増える可能性があるため。
現在、予報円には沖縄~西・東日本のかなりの範囲が含まれているため、各地でやれることから備えを進めておきましょう。
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