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【サウジアラビアRC】モーリス産駒ゾロアストロ 完成度高い

 加速感十分に美浦Wを駆けたゾロアストロ(左)

 「サウジアラビアRC・G3」(11日、東京)

 陣営期待のモーリス産駒ゾロアストロが8日、スケール感十分の走りを披露した。

 美浦Wでグロッシェン(4歳3勝クラス)を2~3馬身追走する形で運び、直線は手応えを保ったまま内から併入。大きなストライドで駆け抜け、6F85秒3-37秒5-11秒6を計時した。宮田師は「先週にしっかりやった後もテンションが上がることなく、体の張りも出て今週を迎えられました。きょうも予定通りにできたし、ハミの受け方も良く、最後もスムーズに加速できていました」と合格点を与える。

 出遅れが響いた新馬戦の反省を踏まえ、2戦目の新潟ではスタートを決めて2馬身半差の快勝。「2週前にもゲートの確認をしましたが、特に問題なくスッと反応していた。今回も普通には出られると思います」と流れに乗るイメージを描く。

 祖母は独オークス馬ナイトマジック。叔父に21年毎日杯2着、ダービー4着のグレートマジシャンがいる良血馬に「本当に魅力を感じている馬。ここでいい結果を出して次の舞台に向かいたい」と指揮官。現2歳世代で5頭が勝ち上がっている宮田厩舎のエース格として、まずは重賞タイトル奪取で存在感を示したい。視線は暮れのG1から来春のクラシックへ-。完成度の高い最終追いの動きが、その期待をさらに膨らませた。

参照元https://www.daily.co.jp/

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