3回を無失点に抑えた佐々木朗希(提供・AP/アフロ)「ナ・リーグ・地区シリーズ、ドジャース2-1フィリーズ」(9日、ロサンゼルス)
ドジャースが延長十一回2死満塁の場面でアンディ・パヘス外野手のサヨナラ投手ゴロ(記録は失策)で劇勝。総力戦となった死闘を制し、シリーズ3勝1敗でリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。大谷翔平投手は「1番・指名打者」で出場し、4打数無安打1四球。2戦連続ノーヒットに終わったが、1点を追う七回に申告敬遠でつないで同点劇を演出。佐々木朗希投手は1-1の八回から3イニングを無安打無失点。救援投手起用後初めて経験する回またぎで快投を披露し、劇的勝利を呼び込んだ。
この日の大谷はフィリーズの先発左腕サンチェスに苦しめられた。初回の打席は三塁へのポップフライに終わり、三回の第2打席は三遊間へ痛烈な打球を放ち、これをボームが捕球できず。敵失で一、三塁と好機を拡大したが、ベッツが逆方向へ流した打球はハーパーに横っ跳びで阻まれ先制点をあげることはできなかった。
六回先頭の第3打席は3球三振。その後、ベッツ、テオスカー・ヘルナンデスの連打などで2死一、三塁と好機を作ったが、エドマンが粘りながらも凡退。1点が遠い展開が続くと、またも継投のタイミングで失点してしまった。
ドジャースは6回無失点、83球の先発グラスノーに代えて2番手にシーハンを投入。だが自身の失策からピンチを広げてしまうと、カステヤノスに左翼線を破られる先制の適時二塁打を浴びた。
大谷は1点ビハインドの七回2死二、三塁、一打逆転の場面で打席に入った。だがフィリーズベンチは申告敬遠を指示。これには本拠地が大ブーイングに包まれ、次打者のベッツが目をぎらつかせた。デュランとの勝負はフルカウントに持ち込まれ、最後は高めのフォーシームを冷静に見極めた。押し出し四球で試合を振り出しに戻した。
同点の八回からは佐々木朗希投手が3番手で登板。160キロ超えの直球とスプリットのコンビネーションで、本塁打と打点の2冠シュワバー、MVP2回のハーパーを打ち取るなど三者凡退に仕留めると、初めて経験する回またぎの九回、さらには延長十回も無失点で締めて本拠地を熱狂させた。
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