俳優の柿澤勇人(38)と吉沢亮(31)がミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」(来年7~8月、東京・EX THEATER ARIAKE)で、Wキャストで主人公のエヴァン・ハンセン役を演じることが15日、分かった。2016年に米ニューヨーク・ブロードウェイで初演され、最高峰のトニー賞で6部門を獲得した傑作が日本初上陸。第25回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した小山ゆうな氏の演出を受け、話題作への出演が続く2人が挑む。
「ディア-」は第71回トニー賞でミュージカル作品賞、同脚本賞など6部門に輝き、第60回グラミー賞、第45回エミー賞と主要賞を総なめ。柿澤と吉沢はブロードウェイで観劇し、日本版への出演を熱望していた。
今作は混沌(こんとん)としたSNS時代に、社交不安障害を抱えるエヴァン・ハンセンが、クラスメートの死ととっさについたうそがきっかけで本当の自分に気付くまでの過程が描かれる。
柿澤は劇団四季出身。退団後はミュージカル「フランケンシュタイン」「スクール・オブ・ロック」などに主演し、ミュージカル俳優として確固たる地位を築いた。
吉沢は2009年のデビューから多数の映像作品で活躍し、今年は主演映画「国宝」が大ヒット。歌舞伎という華々しい世界の中で人間ドラマを鮮明に描き出し、俳優として株を上げた。名実伴う2人がどのように青年の孤独と葛藤を表現するのか、注目される。
柿澤は今作にほれ、音源や英字台本を取り寄せて勉強。次第に「この役をやりたいな」と思うようになったといい、「まさか自分にそのチャンスが巡ってくるとは」と感激した。今作に向けて年初からトレーニングを始めたといい、「先日誕生日を迎え38歳になったばかりですが、まだまだ悪あがきする所存でございます」と腕を回した。
吉沢は「数年前、ブロードウェイで初めて見た時からずっと心の中に残り続けていた」という今作について「どうしようもない絶望の中で、誰かが手を差し伸べてくれるのを期待してしまう。SNSなどを通して世界と不確かなつながりを持ちながら、常に孤独がまとわり付く現代を象徴する傑作」と絶賛。「精いっぱいやらせていただきます」と意気込んだ。
<script type="text/javascript">rakuten_design="slide";rakuten_affiliateId="02e50bba.f2a126fb.0927ab5d.6c3791f6";rakuten_items="ctsmatch";rakuten_genreId="0";rakuten_size="468x160";rakuten_target="_blank";rakuten_theme="gray";rakuten_border="off";rakuten_auto_mode="on";rakuten_genre_title="off";rakuten_recommend="on";rakuten_ts="1760567208092";</script><script type="text/javascript" src="https://xml.affiliate.rakuten.co.jp/widget/js/rakuten_widget.js?20230106"></script>
