NMB48の上西怜(20)が、NMBと吉本新喜劇とのコラボ舞台「ぐれいてすとな笑まん」(14~16日、19~22日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール。26~29日、東京・明治座)で、ミュージカルに初挑戦する。2016年に5期生として加入し、今や中心メンバーの一人としてNMBを引っ張る上西が、グループや舞台への思い、今後の目標などを明かした。
「ぐれいてすとな笑まん」で本人役を演じる上西は、ミュージカル初挑戦を「NMBの曲調とは全然違いますね。歌い方も違いますし、いい経験をさせてもらっています」と前向きにとらえた。
ボイストレーニングも積み、日々鍛錬に余念がない。演技に関しては「セリフとセリフの間の開け方とか、お上手ですし、毎日が勉強ですね」と、吉本新喜劇勢から多くのことを学んでいる。
新喜劇のコラボとなれば笑いが不可欠だが「笑いを取るのが苦手で、笑いから逃げているタイプ」と自己分析するだけに、ハードルは高い。それでも「笑いから逃げられないシーンもありますし、結果を残してファンの方の記憶に残れるように頑張りたい」と決意を新たにしている。
プレッシャーもある。「セリフが飛ばないか、いいものを見せられるか不安ですけど、不安がなくなるくらい、練習しないといけない」と気を引き締め、「歌って踊りながらはしゃいだりすることもしなきゃいけないけど、ステージに立ったらできると信じています」と意気込んだ。
NMBでは、加入から6年。当時を「『自分が、自分が』でしたね」と振り返る。自分のことで精いっぱいだったが、先輩たちが見守っていると気づいた。「先輩に憧れて、ああなりたい、マネしたいと思っていました。アドバイスももらいましたね。私も後輩の子たちに明るい未来を見せられるようになりたい」と、自分の背中でも教えるつもりだ。
今後の目標は自身の成長と、NMBのさらなる発展だ。「自分の殻をちゃんと破れるようになって、ファンの方にまた好きになってもらえれば。女優もそうですし、いろいろな経験をしたい」と、さまざまなステージに挑むつもり。NMBについても「パフォーマンスだけでなく、笑いにも貪欲で。私たちみんなで新しいものをつくって広めたい」と先を見据える。
まだまだ発展途上-上西とNMBの挑戦はこれからも続く。
◆上西怜(じょうにし・れい)2001年5月28日生まれ、滋賀県出身。NMB485期生でチームM所属。渋谷凪咲、小嶋花梨、川上千尋らと共にグループをけん引。ニックネームは「れーちゃん」。グラビアなどで活躍中。好きな食べ物はオムライス、グラタン、カレーライス、しゃぶしゃぶ。趣味は音楽を聴く、買い物、ゲーム、アニメ。特技はハンドスプリング、一輪車、スノーボード、バスケットボール。将来の夢は、芯の強い女性になること。