夏ドラマの多くの作品が後半に差し掛かっている。視聴者評価もすっかり定まり、〝今期の覇権〟が露わとなってきた。
「夏ドラマは通常、視聴率が取りにくいため、どの局も力を抜き気味で制作しています。秋への〝つなぎの作品〟となりがちなのですが、今期はそんな期待度の低かったドラマたちが大躍動。中島健人&小芝風花の『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)は2021年のラブコメナンバーワン作品と言えるでしょう。TBS系の二階堂ふみ主演作『プロミス・シンデレラ』も、前クール放送された川口春奈の『着飾る恋には理由があって』より全然出来がいい」(テレビ誌記者)
そんな思わぬ激戦区となった夏ドラマの中で、覇権を握っているのが戸田恵梨香&永野芽郁主演の『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)だそうだ。
夏といえば恋の季節…🌈
今夜10時放送の #ハコヅメ でも
恋の炎が燃え上がります🔥合コン👫
初デート😍
人工呼吸💋⁉️…そんな第5話の全貌は
今夜10時〜のOAで
お確かめ下さい😏✨#ハツコイをハコヅメ ❤️ pic.twitter.com/C0rtsWJeiY— ハコヅメ ~たたかう!交番女子~【ドラマ公式】8/25(水)よる10時〜第6話🚓 (@hakozume_ntv) August 18, 2021
「『ハコヅメ』はまず脚本が面白い。原作漫画の良さをそのまま反映しているテンポ感が素晴らしいです。そして、そのテンポ感を損なわない出演者たちの完璧な演技。コメディーシーンが多い『ハコヅメ』は、下手したらクソ寒いだけの作品になりそうですが、主演の2人をはじめ、三浦翔平、山田裕貴、ムロツヨシなどの絶妙な演技で、見事に大人もクスッと笑える作品になっている。
ムロに関しては、『福田組の作品に出ているより1万倍いい』『福田組のムロツヨシは嫌いだけどこの作品だと良い』など、評価を逆転させるまでになっています」(同・記者)
8月18日放送の第5話の世帯平均視聴率は、同ドラマで最高となる12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、評価は高まる一方。ネット上でも
《ハコヅメ、今期ナンバーワンかもしれないくらい好き。何も考えずに見れる系ドラマの最高峰かも》
《今期のドラマの中でハコヅメがダントツに好き》
《ハコヅメ 今期1やな。やっぱりこれ~ ギャグセンス最高すぎんか~》
《今期一はハコヅメ。というか過去ドラマ合わせてもかなり上位》といった声があがっている。
『半分、青い。』(NHK)や『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』、『親バカ青春白書』(どちらも日本テレビ系)など駄作に出演し続けていた永野は、ようやく当たり作品を引けたと言えそうだ。