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ももクロ・百田夏菜子 連ドラ初主演でいきなり“難役”挑戦 発達障害抱える妻役

 「僕の大好きな妻!」で主演を務める百田夏菜子

 「僕の大好きな妻!」で主演を務める百田夏菜子

 ももいろクローバーZ・百田夏菜子(27)主演のフジテレビ系ドラマ「僕の大好きな妻!」(土曜、後11・40)が、4日にスタートする。発達障害を抱えながらもエネルギッシュに生きる妻・北山知花役を演じる百田は、本作が連続ドラマ初主演。このほど、オンライン取材会に出席し、役への意気込みや、演じたことで生じた自身の変化を語った。

 物語は知花に発達障害の特性があると分かるところから始まる。原作はナナトエリ、亀山聡両氏の人気コミック「僕の妻は発達障害」。知花は発達障害によって日常で起きるさまざまなハプニングと向き合い、落合モトキ(31)演じる夫・悟と支え合いながら、夫婦で前向きに歩む。

 「収録前からいろいろなことを考えましたし、収録に入ってからも考えたり、学んだりしている日々です」

 連ドラ初主演で“見えない障害”という難しい役どころに思案を巡らせる。描かれる知花のキュートさを忘れない一方、人の気持ちが分からなかったり、考えながら言葉にすることが苦手という特性がある設定から「言葉を思い浮かべながらではなく、思ったことをストンと飛ばせるように。言葉を素直に出すこと」を大事にしているという。

 出演を機に、人間観察をするようになった。特に、失敗ごとが起きた際、当事者や周囲の反応に目が行くようになったという。「それを見た時に、自分がどう感じるのかをキャッチするようになりました。この役をやっていて、アンテナがより敏感になっていると思います」。新たな知見を得て、人としての深みが増したようだ。

 初顔合わせとなる落合との夫婦役について「行動や言葉にも、全てそこに愛がある」とし、悟を「完ぺきじゃないけど、そんな人間らしさもいとおしくて、本当にすてき。理想の旦那さんランキングに入りそう」とうなずく。自らの未来については「お互いを思いやり合って、優しさと愛にあふれている夫婦に憧れます。私が結婚する時がきたら、2人のような夫婦になりたいと思います」と目を輝かせて語っていた。

 ◆主題歌夢かなう 主題歌はももクロのアルバム「祝典」収録の「なんとなく最低な日々」。結成当初から「メンバーの誰かがドラマで主演をしたら、その主題歌を自分たちで歌いたい」という目標があったことを打ち明けた百田は「夢がかない、メンバーがすごく喜んでくれている。グループとしても私としてもうれしいです」と顔をほころばせた。

 ◆百田夏菜子(ももた・かなこ)1994年7月12日生まれ、静岡県出身。ももいろクローバーZのリーダー。愛称は「かなこぉ↑↑」。2018年、NHKの地域ドラマ「プラスティック・スマイル」で主演。アニメ映画「かいけつゾロリ ZZのひみつ」(17年)などで声優も務め、同「魔女見習いをさがして」(20年)ではメインキャラクターの1人を演じた。21年、東京五輪聖火ランナー。身長155センチ。

 
 落合モトキ(左)と夫婦役を演じる
 落合モトキ(左)と夫婦役を演じる
 

参照元https://www.daily.co.jp/