来年8月10日付で退団する宝塚歌劇団・星組トップスターの礼真琴(れい・まこと)が24日、大阪市内のホテルで退団会見を行った。「宝塚は世界でも唯一無二の場所。青春の全てをかけてきました」と吐露。退団公演は宝塚大劇場同4月19日開幕の「阿修羅城の瞳/エスペラント!」となる。
礼は2009年、トップ4人を輩出することになる95期の首席で入団。他を寄せ付けない歌唱力やダンス、演技を誇る希代のトップとして、ファンを魅了してきた。
トップ就任直後から「頭の片隅に卒業というのはあった」が、今年宝塚が節目の年を迎えたことから「この110周年という年を全うして」と大劇場作品9作目での卒業を決意。この礼の退団で、昨年の周年概要会見に出席した全組のトップが変わることになる。
タカラジェンヌとしては3人目となる日本武道館公演も来年1月に開催。「私らしく、最後まで体力と筋肉を使ってまいります!」と宣言した。