今年8月に開催される『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021』の出演アーティストが公開されたのだが、「アイドルが多すぎる!」と話題に。自称ロックファンの人々から批判の声があがっている。
発表された出演者の中からアイドルグループをピックアップしてみると、『櫻坂46』『BiSH』『ももいろクローバーZ』といった面々が。また『Little Glee Monster』やきゃりーぱみゅぱみゅも、広い意味ではアイドルに分類されそうだ。
また『YOASOBI』、あいみょん、LiSAなどもアイドルではないが、ロックと呼べるかは微妙なところ。そのためネット上では、
《〝ROCK〟IN JAPAN FESTIVALなんだからアイドル出すなよ》
《ただでさえ今年はメンツが少ないんだから、アイドルじゃなくてバンドを増やして欲しかった》
《ロッキンにアイドルはいらないなー》
《アイドルが嫌いな訳じゃないけど、ロッキンには出てほしくない》
《ロッキンはいつからアイドルフェスに?》などと言われてしまっている。
ロックバンドとアイドルって何が違うの?そんな中で一部からは、《日本のロックバンドってアイドルと大差無くね?》との指摘も。確かに国内の人気バンドの多くは、アイドルと同じような客層がついているようにも思える。
「今回のロッキンにも出演が決まっている[Alexandros]が顕著な例ですが、最近のロックバンドは曲よりもルックスやアーティスト自体にファンがついている印象です。例えば同バンドは以前まで、庄村聡泰がドラムスを担当していたのですが、『局所性ジストニア』の治療に専念するために勇退。その後『BIGMAMA』で活躍してきたドラマーのリアド偉武が加入したものの、[Alexandros]の一部のファンは『やっぱり聡泰じゃないと…』などと管を巻き、中にはリアドを批判する人もいるほどでした。
バンドの顔であるボーカルはともかく、楽器隊が代わることはロックバンドでは良くあることなのですが…」(音楽ライター)
またアイドルのロッキン出演が批判されているが、《ももクロやBiSHの方がそこらのなんちゃってロックバンドより〝ロック〟じゃね?》と擁護する声も。さすがにそれは言い過ぎかもしれないが、日本におけるアイドルとロックバンドは、〝消費のされ方〟だけを見ればそこまで変わらないように思える。
そもそもロッキンがそこまで〝ロックフェス〟っぽくないのは今に始まったことではないので、盆踊り大会だと思って楽しめば良いのではないだろうか。ちなみに、どうしてもロッキンでロックが見たいのなら、『NUMBER GIRL』や『10-FEET』が出演する8月9日がおすすめだ。