女優・川口春奈(26)の快進撃が止まらない。
「年末の『第72回NHK紅白歌合戦』で彼女は、大泉洋、和久田麻由子アナとともに司会に起用されたんです。
さらに、来春スタートのNHK朝ドラ『ちむどんどん』にも4兄妹の長女役で出演。
現在、放送中の『カムカムエヴリバディ』で主演を務める上白石萌音に代わり、川口が“NHKの顔”になる“お披露目舞台”でもありますね」(テレビ誌記者)
NHKが朝ドラや大河ドラマに出演する“局推し”の女優を紅白司会に起用するのは、毎年の“恒例行事”でもある。
「川口の紅白司会抜擢は、昨年の大河ドラマ『麒麟がくる』で、彼女が緊急降板した沢尻エリカに代わって“帰蝶”役を見事に演じきったことへの、ご褒美の意味合いもあるでしょうね」
こう指摘するのはTV美女研究家の八木晶王氏だ。そんな彼女の快進撃の秘密を、7つのキーワードとともに探ってみよう。最初のキーワードは“島育ち野生児”。
「彼女は長崎県・五島列島出身。少女時代は大自然の中、真っ黒に日焼けしながら野生児のように野山を駆け回っていたそうです。
仕事のときは博多までフェリーで片道9時間かけて往復していたそうですが、それも限界になり、中3で上京。
島で逞たくましく育ったことが彼女のバックボーンになっています」(芸能記者)
2つめは、1997年に12歳で獲得したティーン誌『ニコラ』(新潮社)オーディションのグランプリ。ニコラのモデル、通称“ニコモ”に選ばれたことだ。
「おしゃれ盛りのティーンにとってニコモは“神”。人気女優への登竜門としても知られ、新垣結衣、池田エライザ、清原果耶ら、そうそうたるメンバーが名を連ねています。川口もニコモ時代の2009年に、『三井のリハウス』第13代リハウスガールになっています」(夕刊紙記者)
■鳴かず飛ばずの不遇の時代も
川口は同年、女優デビュー。11年にはニコモを卒業し、『桜蘭高校ホスト部』(TBS系)で連ドラ初主演を務めている。
「ただ、このドラマは目も当てられない視聴率で大惨敗。13年放送の『夫のカノジョ』(TBS系)も平均視聴率3%台と轟沈した。“低視聴率女王”のレッテルを貼られた川口はその後数年、主演作に恵まれませんでした」(テレビ誌記者)
というわけで、3つめの秘密は“低視聴率女王”。だが、このとき味わった屈辱こそが女優業にまい進する原動力となった。
雌伏のときを経て、転機となったのが、前述した“大河ドラマの代役”。
夫・信長を操る艶のある演技で高評価を得ると、大河後に挑んだドラマ『極主夫道』(日本テレビ系)も好評を博す。こちらも、来年の映画化が決まるなど、今や“確変フィーバー”状態なのだ。
女優としての評価が上がるにつれ、CM出演本数も急増。今年上半期の出演本数は綾瀬はるかや新垣結衣に並ぶ8本で“新CM女王”も近いとの声もあるほどだ。
そして6つめは“肉食マッチョ恋愛”。格闘家の矢地祐介との熱愛が報じられたのは19年秋だった。
「実際は、その1年前からつきあっていたようです。格闘技ファンで、自分も体を鍛えるのが好きな彼女にとって、おちゃめでマッチョな矢地は理想の彼氏。現在もオープンな交際を続けています」