ステレッパツ

芸能 スポーツ その他

STU48 多国籍言語アレンジ“G7”唱!届け平和への思い 今村美月「練習あるのみ」

パフォーマンスする今村美月(前列中央)らSTU48(C)STU

パフォーマンスする今村美月(前列中央)らSTU48(C)STU

 アイドルグループ、STU48が9日、広島フェニックスホールで結成6周年コンサートを開いた。昼夜2公演で平和を願う楽曲「花は誰のもの?」や、最新シングル「息をする心」など計51曲を披露し、7年目へ気勢を上げた。5月4日には、G7広島サミット開催を機にエディオンスタジアム広島で開催されるエンタメショー「♯HIROSHIMAミライバトン」に出演予定。メンバーは「花は-」を多国籍言語にアレンジしての“G7唱”に意欲を見せた。

 サミット開催で世界の注目が集まる広島から、平和を願う思いを届けたい。キャプテンの今村美月(23)は「すごく大きな舞台」と「-バトン」への出演への意気込みを示し、「花は-」の多国籍言語アレンジへの挑戦に意欲をかき立てた。

 「私たちの気持ちを言葉だったりパフォーマンスだったりでダイレクトに伝えられたらいいなって。言語を変えてみたりとかっていう試みもしていけたらいいなっていう思いでいます」

「花は-」は「もしこの世界から国境が消えたら争うことなんかなくなるのに...」から始まる。同曲のミュージックビデオは8カ国語の字幕をつけて鑑賞できるようにしており「言語を越えてたくさんの世界の方々にも聴いていただけて、いろんな反響をいただけた」と今村。各国首脳が集まるのを好機とし、直接的に思いを届ける方法を模索した。

イベント開催は5月4日。"G7唱"実現となれば、英語のみならず、フランス語、イタリア語、ドイツ語へのアレンジも必要となる。それでも「私たちは英語で歌ったりとか、中国語でごあいさつさせていただいたりとかしたこともある」とし「練習あるのみです。(思いが)届くのならば」と力を込めた。

イベントのスローガンは「平和のバトンを世界へ。未来へ。つなげたい。」。広島出身の甲斐心愛(19)は「そういうバトンの渡し方で世界へ、未来へつないでいきたいです」とうなずいた。瀬戸内を拠点としているからこそ重みが増す平和へのメッセージ。準備期間は短いが、メンバーの思いは強い。