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菅田将暉と小松菜奈の庶民派デート「次に目撃される店」は勝浦式タンタンメンの名店で決まり!?

菅田将暉と小松菜奈
菅田将暉小松菜奈

第94回 勝浦式タンタンメン「じもん」

 アイドルだって飯を食う。今回は今月15日に女優・小松菜奈との結婚を報告した菅田将暉を取り上げる。交際のきっかけとなったのは、ふたりがダブル主演を務めた20年8月公開の映画『糸』。19年7月から9月にかけて行われた撮影時に菅田は小松に猛アタックを繰り返し、昨年3月にスポーツニッポンがスクープした。それまでにも2回、二人は共演しており、夫婦連名で発表した文章にも時の経過が表れている。

「出会った頃から変わらず私達は、戦友であり、心の支えであり、これからは家族になります。人生を共に考え進んでいくこと、とっても楽しみです!」

 二人でどんな食卓を囲み、距離を縮めていったのか。大衆店での焼肉デートの目撃報道がされたが、店名は明らかにされていない。

 ただ、双方の焼肉好きはバラエティ番組出演や家族のブログなどでも明らか。菅田は誕生会・家族会なども決まって焼肉屋で開催し、店内で撮られた写真が飾ってある、行きつけもわかっている(ちなみに鶴橋にある「牛一」)。ラジオの持ち番組でもちょくちょくグルメ談義をしていて、実家も「美食家ファミリー」などと呼ばれている様子だ。

■菅田は元々は数学教師志望

 菅田は元々は数学教師志望だったという秀才で、大阪府立の進学校を出た。大手製薬会社から独立後、経営コンサルタントとして活動する父も、同志社大在学中はテレビ時代劇の俳優を経験している。

 次弟の菅生(が本名)健人も駒澤大学アカペラグループで活躍し、末弟の新樹も地元大阪でCMなどに出演。血は争えないのだが、健啖家ぶりも父譲りといったところか。19年6月1日の東京スポーツの記事でも、テレビ局関係者のこんなコメントが載った。

「女性との初デートにもほとんど焼き肉をチョイスするとか。肉の食べ方で、その女性と付き合うかを判断することさえあるみたいですよ。自宅で焼き肉や、すき焼きパーティーをすることもあるそうですが、肉の扱いには一家言ある。焼き方や味付けにも、かなりこだわりを持っている」

■好物はカヌレとラーメン

 小松菜奈とのデート現場を目撃されたのは大衆焼肉店。庶民派の二人が、次に目指す店はどこか……。菅田の過去記事で好物として挙がる品目(ちなみに牛乳フェチでカヌレに目がないとか)の中から、安直だがラーメンを選択した。菅田の推し麺はざっと以下の通り。

・無鉄砲つけ麺無極(中野区江古田)・・16年12月05日放送「しゃべくり007」(日本テレビ系)で紹介。濃厚豚骨つけ麺を推す。
・バサノバ(世田谷区代田)・・「ぴったんこカン・カン」(TBS系)で紹介。グリーンカレーソバを食す。
・じもん(杉並区高円寺)・・18年1月23日放送「火曜サプライズ」(日本テレビ系)で紹介。勝浦式タンタンメン(現在850円)を食す。
旭川らぅめん青葉 本店(旭川市)・・映画『糸』の撮影時に訪問。醤油ラーメンを食す。

■ラー油だけで辛味を出す豪速球派の辛麺

 先頃引退したハンカチ王子こと斎藤佑樹日本ハムに入団した10年の暮れだったか、取材で札幌・旭川と回った際、青葉にも行ったなぁ……とつい遠い目にもなるが、「じもん」に挑戦した結果をお伝えしよう。勝浦式タンタンメンとはなんぞやと興味が沸いたのだ。間に「式」と入っているのは、そのまんまではないということだ。

 勝浦タンタンメンは日式担々麺に欠かせない、まろみと風味を醸す芝麻醤を入れず、ピリリとさせる花椒(山椒)も入れない、ラー油だけで辛味を出す豪速球派の辛麺で、文字通り千葉県の勝浦市で50年代に誕生した。

 唐辛子で炒めた玉ねぎと豚挽き肉が載っているのがミソ。ぼくも現地では未食で、都内の某有名店が期間限定で提供していたのを食べたきりだ。だが、材料はご当地から取り寄せ、レシピも「直伝」と謳っていたので、まるでまやかしでもあるまい。

■挽き肉のありがたみ

「じもん」を訪れたのは肌寒い雨の晩だった。昼をほぼ抜いてしまった上、17時前に訪問したのだが、缶ビールが300円と安かったのでついゴクリ。ところが、つまみになりそうなメンマが売り切れており、そうこうするうちすぐ麺が出てきた。

 菅田のオーダーはいつも1辛というが、それでさすがに物足りないだろうと、2辛にしてみると、かなり辛くてちょっと咽せる。ミンチは小石状の肉団子になっていて、しかもゴロゴロ入っており食べ出がある。炒めた玉ねぎの甘みも好ましい。酒のあてになるラーメンなのだ。

 しかし、ずるずる啜るうちにやはり口直しが欲しくなる。そこで菅田も必ず頼むという半ライス(100円)をつける。家系ラーメン以外でお供ライスをオーダーするのは久しぶり。うん、ひりつく舌を癒してくれ、汁の旨味が立ち上がってはくる。スープには微かにカレー風味も感じる。ただ、そこまでのコクはないので飯にかけたいとまでは思わず、先に完飲してしまった。

 この辛麺を食べ終えて実感したのが、挽き肉のありがたみ。これを追加で頼んでライスにトッピングすべきだったのだ。そして、菅田はけっこうミンチ好きなのではないかとも思った。

 なんでも大阪名物・551蓬莱の豚まんではなく、焼売が大好物なのだとか。東京に戻る新幹線の中で、焼売を食べながらが帰るのが大好きだという。庶民派のビッグカップルが次に向かう店は、ラーメン店でなく、豚まんや焼売を公園でほおばる……なんて光景と出会えるかもしれない?

 

参照元https://dailynewsonline.jp/