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ビックボス・新庄剛志「ここがすごい」唯一無二の監督力「優勝は目指しません!」衝撃発言の真意は?

新庄剛志
新庄剛志

 3月25日のシーズン開幕に向け、オープン戦に突入したプロ野球。2年ぶりの有観客開催とあって、野球ファンからは喜びの声が上がっている。

「チームの仕上がりを見ることができるオープン戦は、ファンにとっても大注目のイベントです。特に今年は“話題の人”日本ハム新庄剛志新監督(50)のおかげで、例年以上にメディアも、その動向を注視しています」(スポーツ紙デスク)

 昨年の監督就任会見に始まり、オープン戦でも話題を独占する新庄剛志ビッグボス。『週刊大衆』では今回、“宇宙人”と呼ばれた現役時代の新庄監督の言動も振り返りつつ、それらが結集した“監督力”の秘密に迫りたい。

 まずは、昨年10月に行われた監督就任会見。彼の人生の“第2章”の幕開けは、現役時代をほうふつさせるド派手なものだった。

「白い大きな襟のシャツにワインレッドのスーツという、ド派手な衣装で監督就任会見に現れたんです。“優勝は目指しません!”“(監督ではなく)ビッグボスと呼んで”など、現役時代と変わらぬ仰天発言を連発していました」(前同)

 会見を見た野球解説者の里崎智也氏は、その発言を、こう絶賛する。

「会見時に話していたスローガン“夢はでっかく、根は太く”は、実はとてもマジメで野球に真摯な新庄さんらしい言葉だと思いました。多くの新監督が、判を押したように“優勝を目指す”と言う場面でも、真逆のことを言った。選手を“やる気にさせる”、いい言い方だなと思いましたね」

■監督のフラグは2019年から…

 一方、日本ハムOBで、新庄監督の盟友でもある岩本勉氏も、

「席上でかすかに彼の手が震えていました。おそらく、本人も緊張していたんでしょう。“優勝は目指さない”とは言ってましたが、本人の中ではたぶん狙っている。

でも、それを公言することで、選手に窮屈な野球をさせたくない。言葉の裏には、そんな思いもあったと思いますね」

 10年にわたって日ハムの指揮を執った栗山英樹氏が、昨季限りで勇退。後任には、侍ジャパンの監督を務め、昨年の東京五輪で金メダルを獲得した稲葉篤紀氏(現・日ハムGM)が有力視されていた。それだけに、新庄監督の誕生自体がサプライズだったと言える。

 だが、布石は、きちんと打たれていたという。

「2019年放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に出演した際、日ハムの新球場ができる23年に、自身への監督就任オファーが来ると発言。当時から、たびたび、監督への意欲を示していました。翌20年には、48歳で現役復帰を目指してトライアウトに参加。アピールと話題作りは、そのときから始まっていたのかもしれません」(前出のデスク)

 トライアウトでは、タイムリーヒットを含む3打数1安打1四球。選手としてのオファーはなかったが、球界を大いに沸かせた。

 思えば現役時代から、バイクで登場したり、地上50メートルからゴンドラで降下したりと、ド派手なパフォーマンスでファンを楽しませてきた新庄監督。

 現役時代、対戦相手としてパフォーマンスを見ていた前出の里崎氏は、当時を振り返り、こう話す。

「今のパ・リーグがあるのは、選手では新庄さんのおかげ。現役時代の一連のパフォーマンスが、今では伝説として語られているのも、本人がキッチリ成績を残しているからだと思います。日本一にもなったのも“らしい”ですよね」

 

参照元:https://dailynewsonline.jp/