現在活動休止中の国民的グループ・嵐のライブフィルム「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」(現在ロングラン公開中)が全米で公開され、3月22日に日米同時イベント上映が開催されることが14日、分かった。また、嵐がデビューしたゆかりの地でもある米ハワイでも、同23日(現地時間)に上映が決定。限定ポスタービジュアルも新たに解禁され、5人の“夢の続き”が海を越えて再びはばたく。
今作は、2021年度の実写映画興行収入1位の大ヒットを記録した嵐初のライブフィルム。デビュー20周年ライブツアー中の2019年12月23日に1日限りで敢行した「シューティング・ライブ」の映画化で、昨年11月3日に国内のドルビーシネマで先行公開され、現在まで延べ132日間にわたってロングラン上映されている。ライブフィルムとして史上初めて国内興収1位を獲得し、国内アーティストのライブフィルムでも歴代興収1位を記録した。
夢の全米公開に加え、国境を越えて日米同時イベントの開催も実現する。ライブの演出を手掛ける松本潤(38)は「時間と場所を越えて、また一つ夢のつづきが。。僕ら5人とファンのみんなで作り上げたこのコンサート映画を同じ日にそれぞれの場所で観てもらえるなんて、本当に幸せな事だと思います」と感激した。
そして、23年前に産声を上げた忘れ得ぬ地に、嵐が再び“上陸”する。「1999年にハワイで結成し、2014年のコンサートを経て、映画として、もう一度ハワイへ。想い出の詰まった地で、嵐の20年を詰め込んだ作品を届けられる事にとても意味を感じています」。6館のスクリーンに5人が“がい旋”する。
22日の日米同時イベント上映は、国内では217館の劇場で実施。ドルビーシネマでは通常の上映となるが、それ以外のシアターでは、うちわ、タオル、ペンライト、サイリウムや振り付けOKの無発声応援上映という形で開催される。映画を鑑賞しながら、ライブ会場にいるような臨場感や5人との一体感が楽しめる。
米国では、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントンなどの主要都市含め120館以上のドルビーシネマで上映を予定。ロサンゼルス、ニューヨークでは既にほぼ満席になる劇場もあるといい、嵐人気を改めて見せつけている。
このイベントのために新たに解禁されたポスタービジュアルには、“走りだせ、新たな景色へ”のコピーが躍る。2020年末をもっての活動休止から1年余り。時を経ても、5人の夢は絶えず紡がれていく。
◆嵐の“出発の地”ハワイ 1999年9月15日、ハワイ・ホノルル沖に浮かぶ豪華客船で、大野智(当時18)、櫻井翔(同17)、相葉雅紀(同16)、二宮和也(同16)、松本潤(同16)によるグループ「嵐」のデビューが発表された。5人は「世界中に嵐を巻き起こします」と宣言した。2014年9月には15周年メモリアル公演が実現。オアフ島ホノルル郊外の特設ステージを舞台に、2日間で3万人を動員した。