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横浜流星 水墨画に挑む 映画「線は、僕を描く」主演 1年以上かけて役作り

 水墨画に挑戦する横浜流星

 水墨画に挑戦する横浜流星

 俳優の横浜流星(25)が、映画「線は、僕を描く」(10月21日公開)に主演し、水墨画に挑戦していることが22日、分かった。映画「ちはやふる」のスタッフが再集結し、白と黒の水墨画を鮮やかな世界として流麗に表現。水墨画家・小林東雲氏のもとで1年以上かけて役作りした横浜が、見事な筆さばきで主人公を体現する。

 20日に最終回を迎えたTBS系ドラマ「DCU」で海上保安庁の若きダイバーを熱演したばかりの横浜が、今度は水墨画の繊細な世界に挑む。

 「線は、僕を描く」は、20年の「本屋大賞」で3位にランクインされた砥上裕將氏による人気小説が原作。喪失を抱えた大学生・青山霜介がアルバイト先の絵画展設営現場で水墨画と運命の出会いを果たし、筆の世界に魅了されていく。

 暗い過去を背負う霜介の再生の物語でもあり、プロデューサーの北島直明氏は「憂いがあって、繊細で、生きる事に真摯で、生命力に溢れていて、そして、筆を持つ姿が美しくなければならない」と横浜を起用した。

 横浜は1年以上、監修の小林氏のもとで役作り。四君子と呼ばれる水墨画の技法を学ぶ、4つの花の課題を徹底的に練習した。水墨画と向き合った日々を「その日、その時の感情によって、描く線が変わってくるので、繊細で、毎回不思議だな、奥深いなと感じながら、その無限の可能性に驚かされていました」と振り返り、昨年10月の撮影では見事な筆さばきを披露した。

 原作者で水墨画家でもある砥上氏も、横浜と一緒に水墨画の初歩・春蘭を描き「横浜さんが、主人公の姿とはっきり重なりました」と当たり役を確信している。

 「ちはやふる」シリーズのスタッフが再び集結。「かるた」から「水墨画」に題材を移し、鮮やかな表現で青春絵巻をつむぐ。小泉徳宏監督は「美しさと儚さを合わせ持つ横浜流星という稀有な俳優がいればこそ、この難しい題材を体現できました」と感謝した。

 

参照元:https://www.daily.co.jp/