護送車に乗り込む山上徹也容疑者＝奈良西警察署（撮影・和田康志）一部画像を加工しています安倍晋三元首相が奈良市で行われた参院選の街頭演説中に銃撃され死亡した事件で、奈良県警は１０日、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した元海上自衛隊員の無職山上徹也容疑者＝奈良市＝を、殺人の疑いに切り替えて送検した。
約１００人の報道陣がカメラを構える物々しい雰囲気の中、午前９時ごろ、姿を現した山上容疑者は署員の誘導におとなしく従い、白いワンボックスカーに乗車。２台の護衛車両に挟まれるかたちで、奈良西警察署を出発し、奈良地検に送検された。また、山上容疑者が乗り込んだ車は前方座席と後部座席が金網で仕切られており、中の様子をうかがい知ることはできなかった。
山上容疑者は８日午前１１時半ごろ、奈良市内で街頭演説中の安倍元首相を銃撃。県警は殺人未遂容疑で現行犯逮捕した山上容疑者を殺人容疑に切り替えて、捜査を進めていた。
