LIFULLは「【一人暮らし×都心通勤・通学編】住みやすさのわりに家賃が安い駅ランキング2023」を発表しました。
同ランキングは、JR山手線各駅ならびに山手線各駅から20分圏内にある駅を対象とし、「駅周辺の施設充実度が高い」ことを「住みやすい」と定義し、不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME’Sの独自データをもとに、各駅から徒歩15分圏内の単身世帯用物件の平均家賃とその駅周辺の施設充実度から「理論家賃(駅周辺の住みやすさに見合う妥当な家賃)」を算出しています。
■東京と埼玉の県境となる川口エリアの代表駅がランクイン
1位は亀有駅(JR常磐線・東京都葛飾区)、2位は川口駅(JR京浜東北線・埼玉県川口市)、3位は金町駅(JR常磐線・東京都葛飾区)と、東京23区東部にあたる城東エリア、また東京と埼玉の県境となる川口エリアの代表駅がそれぞれランクインする結果となりました。
1位の亀有駅は、大手町駅まで24分、東京駅まで33分、新宿駅まで40分と交通利便性が高いほか、平均家賃が8.10万円。理論家賃12.62万円に比べて数字上は4.52万円低い相場となっています。
2位の川口駅は、理論家賃と平均家賃との差額が4.38万円と、亀有駅に続き僅差で2位となりました。埼玉エリアの中心駅の一つである事にくわえ、池袋駅まで19分、新宿駅まで24分、渋谷駅まで30分と、東京の主要駅に30分前後でアクセスできるなど交通利便性に優れています。
3位は、JR常磐線と京成金町線、直通運転の東京メトロ千代田線も利用できる金町駅。交通利便性に優れながらも平均家賃が7.68万円と、同ランキングのトップ10の中では2番目に低い相場でした。
全体として、下町の風情が残る東京の城東エリアの各駅、東京都と埼玉県、神奈川県、千葉県の県境駅が上位にあがる傾向が見られる結果となっています。
■調査概要
対象駅: 1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に所在する全駅のうち、JR山手線各駅、ならびに山手線各駅から20分圏内の全駅、また掲載物件200件以上の駅 対象物件: 築40年以内、駅徒歩15分以内、1R・1K・1DK、10平米~45平米未満の賃貸マンション 対象期間: (家賃・掲載物件)2021年10月~2022年9月・(駅周辺充実度)2022年10月時点 算出方法: 駅ごとの対象物件の平均家賃と駅周辺の施設充実度から「理論家賃(駅周辺の住みやすさに見合う妥当な家賃)」を算出、その理論家賃と比べて実際の平均家賃が安い駅をランキング化