月9ドラマ『風間公親 -教場 0-』(フジテレビ系)の最終回が19日に放送され、平均視聴率が10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第10話の9.4%からは1.2ポイントのアップとなり、全話平均視聴率は9.8%となった。
最終回は、風間公親(木村拓哉)らを襲って逃亡中の被疑者・十崎(森山未來)による犯行と思われる殺人事件が発生し――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレあり。
『教場』、映ってはいけないモノが映る?「この事件無理」トリック台無しで呆れ声
最終回は、風間の右目を千枚通しで刺し、遠野章宏(北村匠海)を殺害した十崎が公務執行妨害により逮捕されたものの、その後釈放されたものに。野放し状態となり、ネット上から困惑の声が集まっている。
「風間の裏のバディとして十崎を追う刑事・柳沢を演じたのは、9年ぶりのドラマ出演となった坂口憲二。第7話で事件発生後は専従捜査チームとして、十崎の足取りを追うも、空振りが続くという展開が描かれていました」(ドラマライター)
しかし、最終回では、商店街を歩いていた十崎を警察官が発見。職務質問をしようとしたところ無視されたため、わざとぶつかって倒れる、いわゆる"転び公妨"を仕掛け、公務執行妨害の名目で十崎を暴力的に制圧して逮捕した。
一方、この様子はSNSに拡散され、警察が世間からバッシングを受けることに。さらに、十崎の弁護士が「逮捕時に暴力行為があった」として公安委員会に抗議したため、十崎は釈放されることに。
結局、十崎は野放しとなり、ラストには警察学校の教官となった風間の前に姿を見せ、「妹はどこだ?」と問いかけるという意味深なエンディングを迎えた。
この結末に、ネット上からは「え?何で野放し?」「公親被害者なんだから公親の証言じゃダメなの?」「釈放されるってことは柳沢は証拠ないのに十崎を追いかけてたのか...」「防犯カメラの映像も全くないってことある?」「千枚通し持ってるなら軽犯罪でも逮捕できたでしょ」「全てが中途半端」「坂口憲二の捜査した意味なし」といった困惑の声が殺到していた。
「坂口憲二演じた柳沢は、十崎の住んでいたアパートに侵入してまで十崎探しを行っていましたが、そもそも証拠がないのならそこで十崎を見つけていたとしても、結局は意味がなかったということに。せっかくの坂口の貴重なドラマ出演でしたが、演じた役は結果も出せず、ただ空回りに終わっただけでした」(同)
次週、特別編が放送される本作。果たして、この事件の決着は付くのだろうか――。