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コロナ禍の“黒歴史”、オールリモート撮影のドラマは大失敗? 好評だった再編集作品は

広瀬すず
広瀬すず

 昨年の4月から5月、テレビ業界に大きな変化が訪れた。緊急事態宣言が発せられ、テレビ番組の収録が軒並みストップしたのだ。特に多くのスタッフが結集し、事前準備も必要なテレビドラマは大打撃を受けた。

 NHK大河ドラマ麒麟がくる』は、4月1日に収録の一時休止が発表され、6月7日放送分でストップ。もともと東京オリンピックパラリンピックの中継のため、5週分の放送休止は予定されていた。それでも、8月30日の再開まで約2カ月間の放送休止は異例だと言えるだろう。

 他のドラマ作品もこうしたピンチを迎えていた。歌手の浜崎あゆみの壮絶な半生をドラマ化した『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)は、5月2日放送の第3話で撮影ストックが尽きてしまった。そこで翌週は番組の大ファンのタレントの伊集院光社会学者の古市憲寿氏のコメンタリー付きで「リミックスバージョン」として放送し好評を博した。

 さらにTBSは『恋はつづくよどこまでも』『下町ロケット』『ノーサイド・ゲーム』『逃げるは恥だが役に立つ』などの名作ドラマを次々と再放送していった。ファンをうならせたのが、単なる再放送ではなく、未公開カットなどを取り入れ、再編集が施された特別編であった点だろう。ファンは元バージョンとの違いを楽しめたようだ。

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 こうした好評なドラマの一方で評価を下げてしまったのが、コロナ禍でソーシャルディスタンスを意識し、オールリモートで撮影された作品だ。

 NHK『リモートドラマ Living』は、『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)などを手がけた坂元裕二氏が脚本。広瀬アリス・すず姉妹、中尾明慶・仲里依紗夫妻らが出演する豪華な並びとなった。ただ、放送時間は15分のため「話運びが強引すぎる」といった声や「ドラマは動きがないとキツイ」といった声が漏れた。

 やはり良いドラマを作るには顔を合わせるのが必須のようだ。

 

 

 参照元https://dailynewsonline.jp/