28日に行われた競泳女子200メートル個人メドレー決勝。同種目の日本記録(2分07秒91)保持者の大橋悠依が金メダルを獲得した。
25日の女子400メートル個人メドレー決勝を4分32秒08というタイムで金メダル獲得、200メートルでは今大会2個目の金メダルの期待がかかった大橋。26日の予選を全27名中10位の2分10秒77、27日の準決勝を全16名中5位の2分09秒79でそれぞれ突破し決勝へ駒を進めた。
迎えた決勝、大橋は最初の50メートルこそ5位に留まったものの、その後はペースを上げアレックス・ウォルシュ(米国)と激しいデッドヒートを展開。ラスト50メートルの最終盤は息継ぎ無しで猛スパートをかけ、2分08秒52というタイムで見事金メダルに輝いた。
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日本女子では初、男子を含めても2008年北京五輪の北島康介氏(100メートル・200メートル平泳ぎ)以来となる競泳での2冠達成を受け、ネット上には「大橋やった! 400メートルに続いて200メートルも獲った!」、「最後の息継ぎ無しは凄まじすぎる、勝ちへの執念を感じた素晴らしい泳ぎだった」、「歴史を作った瞬間をリアルタイムで見せてくれてありがとう」といった喜びの声が数多く寄せられている。
また、大橋の2冠を受けては北島氏も自身のツイッターに投稿。「素晴らしい!! 二冠おめでとう悠依」と、自身に次ぐ快挙を成し遂げた大橋を手放しで称賛している。
試合後のインタビューでは「正直(試合前から)凄い接戦になると思っていて、その中で金メダル(を獲れるか)といわれるとどうかなと思ってたんですけど、最後自分も体止まっちゃってたんですけど何とか踏ん張れて、女子で2冠というのは初めてなので凄く嬉しいです」とコメントした大橋。多くのファンを魅了した歴史的な泳ぎは本人にも相当な喜びをもたらしたようだ