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劇団4ドル50セント・安倍乙「神秘的な空間」で念願の初主演 水槽前で“演出”

 今後の活躍が期待される安倍乙(撮影・佐々木彰尚)

 今後の活躍が期待される安倍乙(撮影・佐々木彰尚)

 劇団4ドル50セントの安倍乙(22)が、8~13日に上演される舞台「とけない」で、外部作品ながら念願の初主演を務める。結成5年目を迎えた劇団で経験を重ね、初めて任された大役。プレッシャーや不安を感じつつも「所属劇団の舞台でもメインキャストとその他で分けられるので、嫉妬心もちょっとありました。成長できるすごくいい機会やなと思っています」と気合を込める。

 主演女優としての立ち振る舞いと併せて、注目されるのが上演場所だ。“劇場”は東京・池袋のサンシャイン水族館。水槽前に客席を設置し、魚やクラゲを背景に演技をするが、「異例すぎて、レアなこと。照明とか難しそうですが、神秘的な空間でお客さんも浮遊感を一緒に感じ取れるんじゃないかな」と、前代未聞の“演出”に期待は高まる。

 芸能界に飛び込んだきっかけは、身近な存在だった。「お姉ちゃんが大学で舞台芸術を学んでいて。出演してる舞台を見て、人の心を動かす仕事っていいなと思って」。結局、姉は女優の道に進まなかったが、自身は高校時代にオーディションを受け、劇団1期生としてデビューした。

 活動の幅は広がる。グラビアでは雑誌の表紙を飾り、バラエティーにも進出。「笑いが取られへんかったら次は呼ばれず、反省もあって、学ぶことも増えました」。まだまだ試行錯誤の繰り返しだが、「影響力があって、男女ともに好かれる存在でありたい。売れたとしてもテングには絶対にならんと、初心を忘れんと、謙虚に」と胸に刻んでいた。

 ◆安倍乙(あべ・おと)2000年1月18日生まれ、大阪府出身。身長156センチ。スリーサイズB85W64H95センチ。17年、応募5000人のオーディションから選ばれて、秋元康氏がプロデュースする劇団4ドル50セントの1期生に。主な出演作はドラマ「おっさんずラブ」「きのう何食べた?」「にぶんのいち夫婦」、映画「映像研には手を出すな!」など。

 今後の活躍が期待される安倍乙(撮影・佐々木彰尚)

 今後の活躍が期待される安倍乙(撮影・佐々木彰尚)

参照元https://www.daily.co.jp/