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上白石萌音&橋本環奈 世界へ第一歩「千と千尋-」が舞台に ファンタジーワールド完全再現

 舞台「千と千尋の神隠し」初日記念会見に登場した上白石萌音(左)、橋本環奈=帝国劇場(撮影・堀内翔)

 舞台「千と千尋の神隠し」初日記念会見に登場した上白石萌音(左)、橋本環奈=帝国劇場(撮影・堀内翔)

 女優の上白石萌音(24)と橋本環奈(23)が3日、東京・帝国劇場で、Wキャストで主演する舞台「千と千尋の神隠し」の開幕会見を行った。2001年に公開されたスタジオジブリの名作を初舞台化。米アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞するなど国内外で輝かしい功績を残した原作とあって、すでに海外からの上演オファーが届いており、舞台版も世界へ向けての第一歩を踏み出した。

 20年以上前にスタジオジブリによって生み出されたファンタジーワールドを、完全再現した。ヒロインの千尋、湯婆婆、ハク、カオナシといったキャラクターの見た目はもちろん、ノスタルジックな「油屋」のセットに、映画版BGMをアレンジしてオーケストラが生演奏する劇中音楽。名シーンの数々はCGに頼ることなく体現され、初舞台の橋本は「肌で感じるのは、千尋と同じ気持ち」とシンクロ率に胸を張った。

 ジブリも新たなオープニング映像などを提供。観劇した鈴木敏夫プロデューサーからは、「原作へのリスペクトが感じられ、うれしかったです」というメッセージが届けられた。役作りで何度も映画版を見直したという上白石は、“公認”の太鼓判に「作品の素晴らしさに助けられ、壁にも感じられ、ドキドキしてたのでホッとしてます」と感極まった。

 昨年12月から稽古を重ねて、迎えた本番。上白石にとってこの日が初日公演で、橋本は前夜が初日だった。帝劇主演での舞台デビューという30年ぶりの偉業を果たした橋本は、カーテンコールで「千尋と成長できました。この景色を忘れません」と感涙を浮かべた。

 上演は国内5都市で7月まで続くが、すでに国外からのオファーも届いている。英国のジョン・ケアードが演出を手掛けたとあって、橋本は「海外だったらどこでもやりたい!!ジョンがいるので、ロンドンでも」と意欲的。演劇の最高峰・米ブロードウェイも「実感はないですけど、日本人で立てたら快挙になると思います」と見すえて、“世界進出”への幕を開けた。

 舞台「千と千尋の神隠し」初日記念会見に出席した(左から)朴ロ美、上白石萌音、橋本環奈、夏木マリ、おばたのお兄さん=帝国劇場(撮影・堀内翔)

 舞台「千と千尋の神隠し」初日記念会見に出席した(左から)朴ロ美上白石萌音、橋本環奈、夏木マリおばたのお兄さん=帝国劇場(撮影・堀内翔)

参照元:https://www.daily.co.jp/