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二宮が主演映画を快諾したウラにあった夏の贖罪とは?

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 主演ドラマ「マイファミリー」(TBS系)が絶好調の二宮和也。今期のジャニーズタレント主演連ドラで、このまま視聴率首位で逃げ切れるか、第2章突入に向けてますます期待が高まる。

 今年は6月17日の誕生日に初のカバーアルバム「〇〇と二宮と」をリリース。8月11日には「TANG タング」、冬には「ラーゲリより愛を込めて」と2本の主演映画の公開を控える。年間2本の主演作公開は、ジャニーズ俳優トップの岡田准一に匹敵する。2人は日本アカデミー賞受賞俳優という共通項もある。

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 二宮映画の前作は、20年10月に公開された「浅田家!」。写真家とその家族の心温まる実話の実写化で、主役の写真家・浅田政志を演じた。メガホンをとったのは中野量太監督。映画「湯を沸かすほどの熱い愛」で、「第40回 日本アカデミー賞」(17年)の優秀作品賞、優秀主演男優賞など6部門で受賞を果たした。

 同賞の授賞式でプレゼンターを務めたのは、前年の最優秀主演男優賞受賞者の二宮。緊張のせいか、最優秀主演女優賞発表の際に「『湯を沸かすほどの熱い夏』、宮沢りえさんです」と言い間違えてしまった。

 宮沢が欠席した授賞式は、代理で中野監督が二宮からトロフィーを受け取った。終了後、スタッフから指摘されて初めて、“愛”を“夏”と言い誤ったことを知った二宮。後日、「アカデミー賞では作品名を言い間違えてしまって、ほんとうに申し訳ございません。(中略)僕にできることがあるなら何でもします」といった趣旨の手紙を書き、事務所関係者を通じて、中野監督に届けた。その約2年後、「浅田家!」の二宮起用が決まった。

 「中野監督のもとに、写真集を原案にして、独自の視点で脚本を書いてほしいというオファーが舞い込みました。ふとタンスの奥にしまっていた二宮さんの手紙を思い出し、ダメ元でオファー。

二宮さんは当時、嵐のドームツアーの真っ最中で、ほかのレギュラー番組、俳優としての作品撮影などで多忙でしたが、快諾したそうです」(芸能ライター)

 二宮には苦い思い出があった。ジャニーズJr.時代、さらに嵐としてデビューした後も、「かずなり」を「かずや」と言い間違えられたのだ。それが、“夏の贖罪”につながった。「浅田家!」は、20年の初週興行収入ランキングで1位を獲得。二宮は「第44回 日本アカデミー賞」で優秀主演男優賞、「第42回 ヨコハマ映画祭」で主演男優賞、中野監督は「第63回 ブルーリボン賞」で監督賞を受賞している。

 大罪の清算で引き受けた主演映画。二宮が男として株を上げたのはいうまでもない。

参照元:https://dailynewsonline.jp/