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『元彼の遺言状』予想通りの展開に視聴者失笑「驚きもクソもない」「やっぱりね」

『元彼の遺言状』フジテレビ公式サイトより
『元彼の遺言状』フジテレビ公式サイトより

 綾瀬はるか(37)が主演を務めるドラマ『元彼の遺言状』(フジテレビ系)の第10話が6月13日に放送。多数の視聴者が予想していた通りの展開になり「最初から犯人わかってた」「やっぱりね」と失笑が集まっている。

 大泉洋(49)演じる篠田敬太郎こと田中守(以下、篠田に統一)が容疑をかけられた「十ヶ浜強盗殺人事件」の真相を暴くため、6年前に事件が起こった港町を訪れた剣持麗子(綾瀬)たち。そして、麗子が弁護人となって篠田の無実を証明するための“裁判員裁判”が始まった。※以下ネタバレあり

 第10話では篠田の記憶と町民の様子から、殺人事件が起こった日、篠田に逃げるように電話をかけてきたのが診療所の医師・高瀬(東根作寿英・50)だということを突き止めた麗子。しかし、その高瀬は死体で見つかる。

 そんな中、事件現場となったリストランテ『プロメッサ』の従業員である美月(成海璃子・29)が証言をひるがえしたことで、事件が一気に解決へと向かう。裁判後、町民を『プロメッサ』に集めた麗子は、6年前に実業家の小笠原仁美(田山涼成・70)を包丁で刺したのが高瀬医師であり、篠田に罪をきせた自責の念から自殺したと推測。

 さらに事件が起きた時、その場には町民のほとんどが居合わせ、唯一篠田のみが偶然店の外に出ていて事件が起きたことを知らなかった。そこで、町民全員がグルとなり、町にとって大切な医師を守るため、篠田を犯人に仕立て上げた……というのが真相だった。

 実はこのストーリー、剣持と篠田が港町を訪れた時点から「町民全員がグルなんじゃない?」と指摘されていた通りの展開。事件解決後、篠田がアガサ・クリスティ推理小説オリエント急行の殺人』の本を手にとる場面が映し出されたが、すでに前週の段階で視聴者からは「オリエント急行殺人事件みたいだね」という声が噴出していたのだ。

 ミステリーながらもすでに先が見えた展開のまま最後まで進んだため、驚きは一切ナシ。視聴者から「最初から全員怪しかったし、犯人もろバレだった」「驚きもクソもない展開だな」と不満の声が集まっていた。

「ただ、ここにきて、篠田の裁判を観に来ていた森川栄治(生田斗真・37)の兄・森川富治(生田)が『実は、栄治本人なのでは?』と疑念の声があがってきています。今回はかなり尻つぼみな展開でしたが、最後の最後で、タイトルにもなっている“元彼”の栄治が生きていて、実は死んだのが兄のほうだった……という可能性が出てきたんです。もし、そうなら『なぜ入れ替わったのか?』『富治を殺した犯人は別にいるのか?』と、ミステリーとしてまだ推理の余地があるのですが……」(芸能ライター)

 7月からは同作の原作者でもある作家・新川帆立(31)の同名ミステリー『競争の番人』(同)が、杏(36)と坂口健太郎(30)のダブル主演でスタートするが、果たして次につながる盛大なミステリーを描くことはできるだろうか。

参照元:https://dailynewsonline.jp/