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専門家 熱中症対策の飲み物に夏の定番を推奨 小泉孝太郎の確認に「おっしゃる通り」

小泉孝太郎

 フジテレビ系「ポップUP!」が1日、熱中症について特集。帝京大学医学部附属病院 救命救急センターセンター長の三宅康史氏が、熱中症対策に適した飲み物、熱中症の三大自覚症状や周囲の対処法などを解説した。

 番組では熱中症になる可能性が極めて高い場合に発表される「熱中症警戒アラート」が、この日午前5時に今年最多の33府県に発表されたと伝えた。

 猛暑が続く中、三宅氏が熱中症対策の飲み物として紹介したのは夏の定番・麦茶。「基本的には、いつもおうちに置いてある麦茶で十分。麦茶にはミネラルも入っているんで、うまく水分の吸収を助けますし、もう一つ大事なのはほかの飲み物と違ってカフェインがない。カフェインはどうしても利尿作用が出ますので、入っていないということは十分体に水分を保てる」と説明した。

 その飲み方については、常温と冷やしたものとの使い分けを提唱。「普通に予防のために飲むんだったら常温でいい。でも激しいスポーツをする、あるいは外で頑張るといった時には冷やした方が体を冷やす作用もありますし、吸収が早くなる。逆にいえば胃腸への負担というのは増えるので、うまく使い分けて頂く必要がある」と話した。

 また、熱中症の三大自覚症状として、昨年熱中症を発症した1400人を聞き取った結果から「めまい」「ふらつき」「強い倦怠感」を多かったという。周囲の注意点としては「声を掛けて意識がしっかりしているか」「目に力があるか」「ちゃんと返事ができるか」を確認し、普段と違う点があれば医療機関、場合により救急車を呼ぶよう呼びかけた。

 俳優・小泉孝太郎が「近くにそういう症状の方がいたとすると、無理に何か飲ませない方がいいですか」と聞くと、「おっしゃる通り。無理やり飲ませると、意識の悪い方の場合それが喉に入ってむせて誤嚥(ごえん)して肺炎を起こすリスクがありますので、ちゃんとペットボトルを手に持ってむせずに飲んでもらうということを本人にやってもらうことが大事」とうなずき、体を冷やし、涼しい場所に移動させ、声をかけるということが応急処置になるとした。

参照元https://www.daily.co.jp/