「年末の風物詩『NHK紅白歌合戦』まで3週間ほどになりましたが、King&Prince(キンプリ)を巡ってひと波乱ふた波乱あるのではないか、と言われていますね……」(芸能プロ関係者)
11月4日、平野紫耀(25)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)が2023年5月22日にキンプリから脱退し、平野と神宮寺は同日、主演映画の公開とPR活動を残す岸は同年の秋にジャニーズ事務所を退所することを発表。
翌23日のデビュー記念日からは、永瀬廉(23)と高橋海人(23)の2人組として活動するため、現体制のキンプリでは今回が最後の『紅白』になる。
「脱退を発表した11月4日、21時からキンプリは『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演。22時からは平野さん主演の『クロサギ』(TBS系)の放送があり、その後に3人の脱退と退所が発表されました。
その翌週の11月7日の『CDTVライブ!ライブ!2時間SP』(TBS系)にも5人そろって出演しましたが、事前収録されたVTR出演だったことに、ファンからは反発の声が上がりました」(前同)
SNSには「CDTVって元々生放送なのにキンプリだけ収録だったしおかしいよね普通に忙しかっただけかもだけど」「キンプリのCDTVが収録だったの、未だに納得できていない」「何?もう生放送は無しなの?」といったコメントが寄せられてしまった。
■ジャニーズ上層部は退所組3人を干す気だった?
平野は主演ドラマ、岸も映画と2023年1月クールに主演ドラマ『すきすきワンワン!』(日本テレビ系)が控えている。そんな中で脱退と退所が決まったということもあり、話し合いは持たれたものの、3人は強引に事を進めたことが予想される。
「平野さんは、来年4月クールの日テレ土曜日22時枠のドラマ主演も内定していたといいますね。
先々の大きな仕事まで決まっていたにもかかわらず、強引に決定したキンプリ脱退と退所。
そんな3人をジャニーズ上層部は“干す”方針で、発表後は積極的に活動させないような方向だとささやかれています。それが顕著に出たのが『CDTV』だったと。ただ、キンプリファンの猛反発は凄まじく、特に藤島ジュリー景子社長への恨みつらみをツイートするファンはたくさんいます。
ジャニーズ上層部もこれを受けて、露骨な仕打ちはできなくなっているようです。キンプリは『紅白』、さらには大晦日から年越しにかけて行なわれる『ジャニーズカウントダウンライブ(カウコン)』にも普通に出演することになるといいますね。ただ、ここで問題が出てくる。12月29日と30日には『紅白』のリハーサルがありますからね」(前出の芸能プロ関係者)
■『紅白』の囲み取材も超厳戒態勢になる!?
『紅白』の出場者は、本番前々日と前日のリハーサルの場で、マスコミの囲み取材に応じることが恒例になっている。
「『紅白』のリハ取材は風物詩でもありますし、それ自体が1つのエンタメとして視聴者を楽しませてくれますよね。ただ、それがジャニーズサイドにとっては“危険”なんです。このタイミングでキンプリの取材をするとなったら“5人では今年が最後になりますよね”という質問が絶対出るし、それはスルーはできないでしょうからね。
思うところがあるメンバーが、何を言いだすかわからない。そのため、リハの囲み取材は超厳戒態勢になるのではないか、とささやかれています」(前出の芸能プロ関係者)
■SMAPラスト『紅白』にあった“異変”
11月17日配信の『東スポWeb』では、キンプリはNHKホールからではなく、別会場からの中継で出演する可能性があるとも報じている。
「リハでの取材を避けるために中継もありうるでしょうし、また囲み取材のみNGになる可能性もあります。しかし、そうなるとそれが大きく報じられて、さらなるファンの反発を招く危険もありますからね。囲み取材を避けるために中継にしても、それで荒れることも考えられますよね。
2015年、SMAPにとって解散前の最後の『紅白』では“メンバーの様子がおかしかった”と関係者の間などで話題になりました。15年の12月30日、SMAPは囲み取材に応じたのですが、その場所に来るまでの間、すでに4対1の構図ができていたといいます。木村拓哉さん(50)とそのほかのメンバー4人の間には、20メートルもの距離があったといいますからね。それから約2週間後、SMAPは解散騒動に突入していったわけです。
キンプリはすでに3人の脱退が決まっており、SMAPとはまた状況が異なりますが、辞めていく3人、特にすでに新規の仕事を断っているという平野さんから“ぶっちゃけの発言”があるかもしれない。そうした懸念があり、リハーサルでの取材を回避するのでは、と言われているわけです」(前同)
キンプリはどのような形で『紅白』に出場するのか。そしてリハーサルの取材には応じるのだろうか――。