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小池栄子NHK大河『鎌倉殿の13人』「ラス前」神演技で噴出する「伝説的名画」の復活計画

北条政子を演じた小池栄子 ※画像は『鎌倉殿の13人』公式インスタグラム「nhk_kamakuradono13」より
北条政子を演じた小池栄子 ※画像は『鎌倉殿の13人』公式インスタグラム「nhk_kamakuradono13」より

 12月11日、NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人』で、女優・小池栄子(42)演じる北条政子の歴史的な名場面が放送され、圧巻の大熱演が大きな話題を呼んでいる。

「この回は、小栗旬さん(39)演じる主人公・北条義時と、小池さん演じる義時の姉である北条政子が実権を握る鎌倉幕府と、尾上松也さん(37)演じる後鳥羽上皇との間で起きた承久の乱の直前、北条政子御家人たちを前にして演説を行った、という日本史上でもとくに有名なエピソードが描かれたんです。

 政子は集まった70人以上の御家人たちの前で、もともと用意されていた原稿ではなく、自分の言葉で、“上皇様に従って、未来永劫西のいいなりになるか。戦って坂東武者の世を作るか、ならば答えは決まっています。頼朝様の恩に今こそ応えるのです!”と演説。

 さらに、上皇に取り入ろうと、義時の首を差し出すという考えに、“バカにするな。

そんな卑怯者はこの坂東に一人もいない!そのことを上皇様に教えてやりましょう!”というシーンでの小池さんの鬼気迫る演技に、視聴者は釘付けでした」(芸能誌記者)

 この有名な政子の演説が最終回前の回で放送されると、ツイッターでは「#政子の演説」というハッシュタグがトレンドに上がるほどの盛り上がりとなった。

■「極妻」に小池栄子を推薦する声?

 さらに、この小池への絶賛は別の形でも話題に。

「今回、小池さんが演じた“政子の演説”を見た視聴者からは、1979年に放送された大河ドラマ草燃える』で女優の岩下志麻さん(81)が演じた、北条政子の演説を思い出す、という人が多かったようです。

 岩下さんと言えば、1986年〜1998年に代表作である『極道の妻』シリーズでヤクザの妻を演じ、ドスの効いた迫力ある演技は日本映画史上に燦然と輝いている。そのためネット上では

小池栄子は極妻の主役できそう》
《もしやるとしたら岩下志麻のポジションは小池栄子になっていくのかなという感じがする》

 と、極妻の後任として小池さんを挙げる声までありました。

 そんな岩下さんの政子もすばらしかったですが、小池さんの政子は、脚本を務めた三谷幸喜さん(61)らしい人間味溢れる姿に感動する声が続出していました。」(前同)

 小池は今回の“政子の演説”について「三谷さんが書かれたセリフの内容自体が、すごく無理なく政子の言葉だなという気がして、全部腑に落ちてたんですよ。それが尼将軍という立場になった私からの上からの言葉じゃなくて、“みんなと一緒にいるんだよ”という目線の言葉、あと姉であるという言葉にすごく温かみを感じる演説だった」と語り、さらには演説ではあるが「訴えかけるではなく伝える」ことを大切にしたという。

 しかし、そんな小池も演じている最中には「涙が出そうになる瞬間があった」と話し、政子に成り切っていたことを明かしていた。

■芸能界の“尼将軍”の呼び声まで

 この小池の熱演に、ネット上は、

《歴史に残るあの北条政子の演説をアレンジ加えて、"義時を守るため"なのマジで大号泣だわ 今回マジで歴史に残る神回過ぎる》
《涙を流す義時と涙をためながら微笑む政子に、なんて回なんだ…と。政子にとっては、いつも、いつまでもかわいい弟で、執権として孤独な義時が弟に戻れた瞬間にも見えて、こちらも泣く》
《政子の演説、凄くカッコ良かったけど要約すると「仲間がやられそうになってんのに、この鎌倉に日和ってる奴いんの?いねーよなー?!」になるな、ってちょっと思った。鎌倉リベンジャーズ》
《見事としか言いようがない この大河ドラマのすべては今回の政子の演説シーンに向かって進んでいたはずだ それを御家人のみならず視聴者までをも感動させる三谷幸喜脚本の素晴らしさ》
《今作は、政子に“尼将軍”として前面に出ることを決意させたのは、妹の命を救いたい一心で、御家人たちへのあの有名な演説をさせるに至ったのは、弟の命を救いたい一心なんすね…。おまけに最愛の息子のあと押し…。義時も泣くわこんなん…》
《かつての仲のよい北条姉弟達が再び帰ってきたような47話。反面その北条家から弾き出されたと感じているらしき、のえさんの表情が……もう政子の演説で最終回でいい…という気がするけれども…駄目ですか》

 と、感動の声が続出していた。

「小池さんは元々はバラエティ出身で、テレビ的な立ち回りも芸能界随一です。

 数々のお笑い芸人さんから愛されており、番組アシスタントとしても現役。

爆笑問題さんとの『爆笑問題の検索ちゃん』(テレ朝系)や、ダウンタウン松本人志さん・バナナマン設楽統さんとの『クレイジー・ジャーニー』(TBS系)など、様々なタイプの芸人さんとも相性は抜群ですからね。

 さらに大河ドラマなどの時代劇に出るため、いまだに“ピアスを開けない”などの、その並々ならぬ女優魂も有名な話ですよね。今回の政子役は間違いなく小池さんのキャリアにとって重要な役になるでしょうし、“芸能界の尼将軍”なんて声も上がっていますね」(前同)

 今回の北条政子役で女優として揺るがない地位を確立した小池は、鎌倉殿の主役と言っていいほどの名演技だった。

 いよいよ12月18日に最終回を迎える鎌倉殿は、どんな結末を迎えるのか?小池の演技にも更なる注目が集まるーー。

参照元:https://dailynewsonline.jp/