お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明(61)、アンタッチャブルの山崎弘也(46)、柴田英嗣(47)らが出演する、『土曜プレミアム・ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)が12月17日に放送され、世帯視聴率10.1%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、コア視聴率6.6%と好記録をマークした。
『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ(以下、細かすぎて~)』は、約20年間にわたって放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の人気企画として定着したシリーズ。『みなさんのおかげでした』終了後も年1回の特番として放送されてきた。
同企画からは次長課長の河本準一(47)、博多華丸・大吉の博多華丸(52)、山本高広(47)、いとうあさこ(52)、阿佐ヶ谷姉妹、キンタロー。(41)などの人気タレントが誕生。お笑い芸人やモノマネ芸人の登竜門的な番組として一時代を築いた。
17日の放送でも、MABによる伊集院光(55)のモノマネ、大納言光子(37)とフレサワソラ(20)による「ガストの猫型配膳ロボット」などに大きな反響が寄せられ、SNSも盛り上がりをみせた。
■石橋貴明が「じゃあ編成と話します」と宣言
進行役を務めたアンタッチャブルの柴田は「みんな年イチじゃ足りないくらいですよ」と嘆くと、石橋も「やる? 年2回。3か月に1回でもね!」と乗り気な様子で、最後には「じゃあ編成と話します」と宣言。スタジオは大いに盛り上がっていた。
「長年、進行役を務めてきたバナナマンが2020年12月の出演以降、番組から姿を消したのは石橋さんのYouTubeチャンネル出演を巡ってすれ違いがあったと、12月17日配信の『NEWSポストセブン』が報じていますが、それでも数字は落ちていません。
コア視聴率6.6%というのはなかりの好数字。あらためてコンテンツとして力があることを示しました。柴田さんも“年イチじゃ足りない”と言うぐらいですからね。
そして、現在のフジテレビの社長は、石橋さんの盟友でプライベートでも親交が深い港浩一氏(70)ですからね。石橋さんが港社長に頼めば、本当に大概のことは何とかなりそうな感じです。
数字もめちゃくちゃ取れるわけですし、『細かすぎて~』は本当に3か月に1回の特番になる可能性もありますよ」(ワイドショー関係者)
■港社長の肝いり番組『ぽかぽか』が間もなくスタート
港社長は『夕焼けニャンニャン』、『オールナイトフジ』、『とんねるずのみなさんのおかげです』、そして『おかげでした』と、フジテレビ全盛期のバラエティ番組をけん引した人物。2023年1月からはそんな港社長の肝いりである昼の情報番組『ぽかぽか』もスタートする。
現在放送中されている『ポップUP!』が年内で終了し、2023年1月からはハライチと神田愛花(42)がMCを務める昼の帯番組が『ぽかぽか』だ。
■石橋が『ぽかぽか』を乗っ取り!?
同番組は『笑っていいとも!』(1982~2014年)、『バイキング』(2014年~2020年)を手掛けてきたフジテレビのバラエティ制作陣が再び総力を結集して挑む、新時代の“平日お昼の生バラエティ”、という旗印を掲げている。
「『ポップUP!』や『バイキングMORE』は、情報番組などを手掛ける情報制作局の制作でしたが、『ぽかぽか』は港社長の古巣のバラエティ班の制作ですから、気合いの入り方も違うはず。
スタート直後、番組に勢いをつけるために石橋さんぐらいの大物ゲストが出演する、という可能性もゼロではないでしょう。テレビのレギュラーを失ったとはいえ、石橋さんにはパワーがありますし、港社長の後ろ盾もある。
『いいとも!』終了の2か月前には、石橋さんと木梨憲武さん(60)がレギュラーメンバーに加わりましたが、『ぽかぽか』もいつの間にか準レギュラーになって、番組自体を乗っ取る――なんてこともあるかもしれませね」(制作会社関係者)
■2023年、石橋貴明の新番組が始まる!?
『細かすぎて~』に加え、9月19日に『お笑いオムニバスGP』(フジテレビ系)内で放送された『2億4000万のものまねメドレーGP』など、企画さえハマれば石橋の出演番組は高い視聴率を取る。また、石橋はいまだに人脈も広く中堅や若手芸人からの信頼も厚い。
「“実績が出ているのだから盟友の港社長もプッシュしやすいですよね。石橋さんは今、かなり良い流れが来ている。還暦を超えていますが、来年には石橋さんの新番組がフジテレビでスタートする、という可能性もありそうです」(前出の制作会社関係者)
2021年3月、『石橋、薪を焚べる』(フジテレビ系)が終了し、石橋にとって1983年開始の『オールナイトフジ』から約38年にわたって続いてきたフジテレビのレギュラー番組が消滅したが、2023年は石橋が復活ののろしを上げる年になるのかもしれない――。