第73回NHK紅白歌合戦が31日、東京・渋谷区のNHKホールで開催された。同会場での有観客開催は、19年以来3年ぶり。コロナ禍で封印されていた出演者が一堂に会するオープニングがついに復活した。来年5月22日をもって平野紫耀(25)らメンバー3人が脱退する、King&Princeは5人体制での“ラスト紅白”。後半終盤に登場した5人は曲名通り“ichiban”な集大成のパフォーマンスを披露した。
2018年のデビューから5年連続5回目の紅白出場。5人としてのラスト紅白で有言実行の「百点満点のステージ」を披露した。
来年5月22日をもって岸優太(27)、神宮寺勇太(25)とともにグループを脱退、ジャニーズを退所する平野は「5人で出る紅白は最後になると思いますので、皆さんの目に焼き付けるようなパフォーマンスをしたいと思います」と意気込み、ステージへ向かった。
5人全員で円陣になり、手を叩いて気合入れ。歌唱曲「ichiban」は、キラキラアイドルのイメージを覆す、ハードなダンスナンバーで「♪No.1 ichiban」と宣言する歌詞も印象的。本格的なヒップホップダンスで冒頭から魅せた。
リハーサルで永瀬廉(23)は「最後の部分は紅白用に構成を変えているので、今まで見たことない新しいichibanなのかなと」と見どころをアピールしていたが、最後は5人で見つめ合いながらリズムに乗り、人さし指を高く掲げた。歌唱後、カメラに抜かれた審査員席の嵐・松本潤(39)は温かいまなざしを5人に向けていた。
リハで「百点満点のステージを届けたい」と“完全燃焼”を誓っていた5人は全員笑顔で肩を組み、満足そうな表情。パーフェクトパフォーマンスで5人での紅白を締めた。