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10月の飲食料品値上げ、3024品目

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月別値上げ品目数 推移(28カ月推移・9月30日時点)(株式会社帝国データバンク

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 2025年の飲食料品値上げは、原材料高に加えて物流費や賃上げによる労務費など、粘着性が高く、国内の経済情勢に起因した圧力が強まっている。特に、「人件費」では昨年以降続いた賃上げによるコストアップが時間差で価格に反映されていることに加え、「物流費」でも2024年問題をはじめドライバー不足を背景とした運賃引き上げに直面している。飲食料品分野では、円安悪天候による収量減など一過性の要因に加え、内的要因によるインフレ圧力も加わっており、結果的に2022年以降、3年に及ぶ長期的・持続的な値上げラッシュが発生した要因になったとみられる。  他方で、実質賃金が長らくマイナスの状態で推移したことで消費者における物価高への反発は根強く、小売現場では購買点数の減少、割安なプライベート・ブランド(PB)製品へのシフトといった節約志向が続いている。食品メーカー各社では、本体価格の継続的な引き上げによって利益を確保する収益構造を目指しており、飲食料品における値上げは長期化・恒常化するとみられるものの、実質賃金の伸び悩みも背景に消費者の理解を得られるかは依然として不透明感が残る。  先行きでは、11月の食品値上げ予定品目数が9月末時点で100品目未満にとどまった。11カ月ぶりに前年同月を下回るとみられ、年内続いた飲食料品の値上げラッシュは年末にかけて小休止を迎える。通年の値上げ品目は、飲食料品の値上げラッシュが本格化した2022年(2万5768品目)の水準には届かないとみられ、2万1000品目前後での着地が予想される。

参照元https://news.yahoo.co.jp/

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