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【30までにとうるさくて】肩書きで選ぶ婚活がうまくいかない理由

【30までにとうるさくて】肩書きで選ぶ婚活がうまくいかない理由
【30までにとうるさくて】肩書きで選ぶ婚活がうまくいかない理由

※このコラムはABEMAで配信中のドラマ「30までにとうるさくて」第2話までのネタバレを含みます。

■婚活あるあるすぎる一方通行系コミュニケーションの生々しさ

(C)AbemaTV, Inc.

ハイスペック結婚相談所で婚活を始めた、年収2,000万とのお相手との結婚で専業主婦を夢見る、ネット炎上不可避系価値観の婚活女子・花音佐藤玲)。

初めてのお見合いのお相手は、複数医院を経営する歯科医師というまさに望み通りのハイスペ! しかしいざ会ってみると、彼の口から飛び出る話題はひたすらヴィーガンの素晴らしさばかりで、「ここは新手の何かの勧誘か?」と見まごうほどの熱量。

花音が質問をしなければ、手に入った彼の情報はおそらく「熱烈ヴィーガン派」の1点のみで、ヴィーガンの知識をめちゃくちゃ深めて帰ることになるところでした。

しかも彼から花音へ話題が振られることは一切なし! 婚活経験のある方はここ、「こういう人いるいる〜‼」と共感したのではないでしょうか。

もちろん女性にもいますが、相手とキャッチボールせず、自分の得意分野の話題だけマシンガンのように話して、「いっぱい喋った(自分だけ)!」というだけでコミュニケーションをとれた気になっている人。ヴィーガンの話はWikipediaでいくらでも読めるから、今は!! お前自身の!! 情報をよこせ!!!!!! 牛のゲップよりも目の前の私に興味を持て!!!!! とカチ切れたくなるやつ。

彼と会った後はファミチキ缶チューハイで一杯やりながら肉成分を補っていた花音。もし彼と結婚していたら、彼のいない隙にこっそりファミチキを貪り続ける悲しい一生を送ることになっていたと思うので、ご縁が無いことに気づいてくれて良かったです。ヴィーガンじゃない人間がファミチキを食べられない一生なんて考えられるか? いや、ない。

やっぱりいくら表面的な肩書きが良かろうと、価値観が合わないとダメなもんはダメ。

■仕事と性欲はきちんと切り離せ!

(C)AbemaTV, Inc.

しかしバリキャリ女子・さとうほなみ)の奔放さは少し目に余りますね。

いくら彼氏とレスとはいえ、婚約しておきながら性欲に負けるのはいただけない。今回、昔お互いに気になっていた同期・雄也(柳俊太郎)と関係を持ってしまったわけですが、ただの浮気ではなく社内、しかもプロジェクトチーム内でやっちまうのは仕事に生きる女としてはまーーーじでない。

仕事で成果を残し、上に上がっていくことを目指すなら、社内での関係はどこかで障害になる可能性があるので、すねにきずを持つことにしかならない。

しかも今後の関係次第では始まったばかりのプロジェクトにも支障をきたす可能性だってある。そこで性欲に負けたらお前のアイディンティティは、バリキャリ女子<<性欲魔神が上回ってしまうんだよ!

しかも元々お互い気になっていたわけだから、仕事で毎日顔を合わせる状況では盛り上がってしまいかねないし、その時は私生活すら破綻しかねない。

酒と性欲に負けないでくれ遥! 禁酒するか貞操帯をつけて暮らせ! 腹にでかでかと奏多の顔の刺青を彫って、服を脱いだ時に男がびっくりして逃げるくらいのことをしとかないと今後お前はいつか破滅する!!

■「触るな、危険」の遊び人シグナルが盛りだくさんの雄也

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しかし雄也もマジで食えない男ですね。こいつはやばい香りがぷんぷんします。

彼も出世街道まっしぐら系の仕事に生きる男なのに、今回のプロジェクトの参加理由が「遥がいたから」。この発言は本気でもノリでもやばい。こんなに身近、かつ仕事が絡む相手、おまけに同期という関わりがめちゃ深い立場の相手に躊躇なくいける、恐れ知らずな感じ。これは他でも絶対同じことを言ってるし、いろんな女にやってるはず。

私情を挟みまくってるのに仕事がデキる男はずるいんですよね。

日頃のデキる姿のせいで倍かっこよく見えるブーストが常にかかっているので、身近な女を落とすのはイージーモードで、なおかつそれを利用しちゃうところが。

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おまけにレス問題で元気がない遥の様子に気づいちゃう細やかさ。前髪切ったとか些細なことに気づけるタイプのこれは絶対にモテる男。

それにしても飲んでダーツして、ゲームしながらテキーラショットで飲んで、カラオケから距離詰めて……のデートが生々しすぎて……見ていていろいろな記憶の扉が開いた女子も多いのでは?

■やっぱり神は神だった

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第1話では遥の彼氏・奏多堀井新太)がいかに神彼氏かを熱く語りましたが、今回一瞬彼の神の立場が揺らぎかけたかと思いきや、やはり神は神でした

1年半のセックスレスに悩む遥は、一緒にセックスセラピーを受けてみないか勇気を出して奏多を誘います。「なんで? 仲良いし必要無い! なぜ他人に相談しなきゃいけないのか?」と頭ごなしに感情的になり始めた時は、「どうした神!?」と焦りましたが、後日きちんと向き合ってくれて安心しました。

しかも遥から何も促すことなく自発的に行動を振り返り、遥の気持ちもしっかり汲んでいるのが素晴らしい。「セラピー行こう。それだけ悩ませていたし、真剣に考えてくれていたのにごめん」100点満点の謝罪。

本当に良いやつですね。素晴らしい彼氏の教科書として街中でDVDを配布したい。結婚してください!!!

しかし、こんな彼がセラピーという話題で、その場では向き合わず突然感情的になったのは本当に気になりますね。

当初「行きたいところがあるんだけど」という誘いには行き先も聞かず、「いいよ」と即答してくれた彼なので、基本的には肯定的な人間で、遥に全幅の信頼を置いているはず。

どんな感情を抱いたとしても、一旦はきちんと受け止めてくれそうなのにこの反応。

彼もレスに対して明確な原因やコンプレックスを感じていたのでしょうか。EDか、マンネリか、はたまた何かきっかけがあったのか……具体的な原因がセラピーでどう暴かれるのでしょうか。

■選択的シングルマザーの可能性

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女性の抱える大きな不安のひとつ、女性特有の病気問題。今回、結婚願望0女子・恭子山崎紘菜)が子宮腺筋症に罹患していることが発覚しました。この病気が今後妊娠の可能性を低下させていく話を聞いてから、「結婚したくない=子どもがいらない」ではないと気づいた彼女。

自分の中に隠れていた考えに気づいたことも、それを解決するためにすぐに行動に移せるのも尊敬のひと言。

次回予告では精子バンクという手段を検討している場面もあったので、同じように隠れていた考えに気づかされた人や、その可能性に一石を投じてくれそうで楽しみです。

参照元https://dailynewsonline.jp/