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絶滅植物「妖精のランプ」30年ぶり発見 兵庫・三田で「コウベタヌキノショクダイ」

 約30年ぶりに再発見された「コウベタヌキノショクダイ」(末次健司教授提供)

 約30年ぶりに再発見された「コウベタヌキノショクダイ」(末次健司教授提供)

 神戸大の末次健司教授(植物生態学)らのチームは27日、ガラス細工のような花を咲かせることから「妖精のランプ」とも呼ばれる植物「コウベタヌキノショクダイ」を兵庫県で見つけたと発表した。92年に神戸市の森で1個体が見つかっただけの植物で、絶滅したと考えられていた。

 チームによると、茎の高さ約1ミリ、花の大きさ約1センチで、光合成をせず地中の菌類から栄養分を吸い上げる植物。薄暗い森の地面を照らすような幻想的な姿が特徴だ。

 チームが植物の生態調査で21年、兵庫県三田市の森で見つけた。約30年前に発見された神戸市の自生地は開発で消滅しており、末次教授は「再発見できうれしい。これを機に保護が進むことを期待したい」と話した。

参照元https://www.daily.co.jp/